南アフリカでは、車を停める場所には「カーガード」と呼ばれる人が存在する。彼らは車を見張る役目も担うが、カーガードのフリをして車上荒らしを働く不届き者も中にはいるのだ。このたびカーガードを装った男が車に侵入、オートロックシステムにより逃げ出せなくなり逮捕されるという出来事が起こった。

ノシフォ・マッケイさんはプレトリアにある北ハウテン高等裁判所に向かうため、BMW 3シリーズを駐車場に停めた。そこにいたカーガードの男は、彼女が立ち去るとすぐに車に侵入。目撃者によると、「女性が去った後に男が車に入り込んだのを見たが、手に何か持っていたので用心して近寄らなかった」とのことだ。男が持っていた装置は、車のリモート操作を妨害するもの。マッケイさんはロックボタンを押したのだが、この装置のためにロックされていない状態になっていたのである。

しかしこのBMW、マッケイさんが車から離れたときに車のキーが感知してドアをロック。男はドアが開かないことにパニックになり騒ぎ出したが、騒ぎに気づいた通行者は慌てふためく彼を見て大笑い。群衆に囲まれ写真を撮られた男は、車の所有者であるマッケイさんが戻るまで1時間半ほど閉じ込められていたという。マッケイさんによる通報で警察が到着、男はすみやかに逮捕された。

※　画像はiol.co.za/newsのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）