今年8月、わずか63歳にして他界した米俳優ロビン・ウィリアムズ。自殺によるその突然の死を受け、ロビンと親しかったスコットランド出身のコメディアン/俳優/ミュージシャンのビリー・コノリー(71)が“最後の会話”を振り返った。
映画『ミセス・ダウト』など数々の代表作を持ち、60代にして第一線での活躍を続けていた俳優ロビン・ウィリアムズ。そのロビンはうつ状態などに苦しみ、晩年は初期のパーキンソン病と闘い続けていた。そんな中で8月11日に自ら命を絶ってしまったロビンだが、死を前にした彼は長年親しくしていた友人ビリー・コノリーとの電話で「I love you」を連発していたという。その会話を振り返り、ビリーは『サンデー・テレグラフ』紙にこう語っている。
「(電話で)僕たちは互いに何度も『I love you』と言い合ったんです。僕からもそう伝え、ロビンは何度も何度もその言葉を繰り返しました。僕も言うのを止めなかったし、彼も止めようとはしなかった。」
その時、ロビンはビリーに対して「まるで兄弟のように愛を感じているんだよ」と語ったとのこと。ビリーは「分かっているよ」と答えたというが、それを聞いてもなおロビンは「本当に分かってくれているかい?」と問いかけてきたそうだ。
「あとから考えてみると、こう思えたんです。ロビンは僕に別れを告げようとしていたんだって。」
ビリーはそう語り、今は亡きロビンを偲んだ。ちなみにビリーは2013年に初期の前立腺がんで手術を受け、同じく初期のパーキンソン病で治療を受けているという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)