公開されてから10年経った今も、恋愛映画の名作として愛され続けている『きみに読む物語』。主演を果たしたライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスは同作で大ブレイク、しかも現在は別れているが、実際に交際していたことでも知られている。だが撮影中の仲は、はじめから良かったわけではないようだ。
2004年にアメリカで公開され、大ヒットとなった『きみに読む物語』。特に主演の俳優ライアン・ゴズリングと女優レイチェル・マクアダムスの相性が抜群であり、さらに2人は共演をきっかけに数年間の交際を続けていたこともあった。さぞかし撮影中から惹かれ合っていたのかと思いきや、実際の仲ははじめは良好ではなかったという。このたび、ニック・カサヴェテス監督が米放送局『VH1』の番組にて意外なエピソードを放った。
「こんなこと言うべきじゃないと思うけど、2人の仲はあまり良くなかったんだ。」
「ある日、大規模な撮影シーンで150人くらいがいた中でだったんだけど、ライアンが“こっちに来て”と僕を呼んだんだ。彼はレイチェルとの撮影中だった。ライアンはこう言ったね。“レイチェルをここから連れ出して、他の女優と共演できないかな?”って。僕は“何言ってるんだ”と聞いたけど、彼は“彼女とはもうできない。これ以上は何もできない”と言ったんだ。」
さらにその後、別の部屋に監督やディレクター、そしてライアンとレイチェルが向かったものの、2人は互いに叫び合ったり、怒鳴り合っていたという。しかし監督がその場を後にしタバコを吸い始めると、皆が部屋から出てきて「さぁ、やろう」と言い撮影に取り掛かることになった。何がきっかけで仲直りしたのかは明かされていないが、それからの2人は問題を起こすことなく、撮影もスムーズに行われたそうだ。
映画はライアンとレイチェルの2人だからこそ、あそこまで魅力的になったのは言うまでもない。あの時仲違いにならず、そのままレイチェルが主演女優であって良かったと誰もが思ったのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)