6月からはサッカー・ワールドカップの試合開催地にもなっているブラジルのレシフェで、このほど試合後に興奮冷めやらぬサポーター同士が激しく衝突、トイレの便座を投げつけ、その直撃を受けた男性が死亡した。
2014 FIFAワールドカップ開会までいよいよあと40日というブラジル。そもそもの治安の悪さが心配され、セキュリティ体制の甘さが相変わらず指摘されている。そんな中でこの2日、ペルナンブーコ州レシフェ(Recife)の「アルーダ・スタジアム(Arruda Stadium)」で熱狂的なサポーターがあり得ないものを投げつけ、その直撃を受けた男性の命を奪った。
レシフェ警察によれば、事件が起きたのは「サンタクルスFC対パラナ・クルーベ」の試合が終わってから。ある男がトイレから3台ほど便座を外し、円盤のように次々と放り投げ、その直撃を頭部に受けたひとりの男性が死亡した。警察とともにブラジルのスポーツ裁判所(Tribunal for Sporting Justice)が詳しいことを調査中であり、同スタジアムはしばらく閉鎖される。なお、レシフェではW杯の4試合を開催することが予定されており、「アレナ・ペルナンブコ(Arena Pernambuco)」という新スタジアムが建設された。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)