家族とも仲が良く、仕事も順調に続けていた俳優ポール・ウォーカー。しかし昨年11月にポールは自動車事故で他界、わずか40歳にして帰らぬ人となってしまった。そんなポールが出演していた「映画最新作の行方が気になる」というファンも多いが、弟たちが出演し兄の代役を務め頑張ってくれている。

故ポール・ウォーカーの代表作といえば、やはり大ヒットアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ。その7作目『Fast ＆ Furious 7（原題）』の撮影半ばにして他界したポールに代わり、弟のケイレブさん、コーディーさんが代役として撮影に参加している。このほど映画Facebookには、以下のような発表が掲載された。

「撮影を再開しました。ポールの弟たち、ケイレブとコーディーを『ワイルド・スピード』ファミリーに歓迎します。」
「2人はポールの未撮影のシーンを助けてくれています。2人がいてくれるおかげで、“ポールが一緒にいるんだ”という気持ちになれます。」

しかしよく似ている兄弟でも、やはり相違はある。そういう点についてはコンピュータグラフィックス技術を利用し撮影を進めるそうだ。

ちなみに本最新作の撮影に関わるスタッフ・キャストは「これがシリーズで最も重要な作品」として撮影に取り組んでおり、同じく主演のヴィン・ディーゼルも「シリーズ最高のものに仕上げる」と亡きポール、そして映画ファンに誓っている。志半ばで旅立ったポールのため執念で撮影を再開したこの作品は、2015年公開を予定しているという。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）