英国発の人気歌手エド・シーランが、死と直面していたファンに電話をかけ歌を聴かせた。夢を叶えた少女はその直後に逝去し、エドは悲しみに暮れている。
とても心が優しく、テイラー・スウィフトやコートニー・コックス、ハリー・スタイルズなど親しい友人も数多いエド・シーラン。そんなエドを愛する15歳のファン、トリオナ・プリーストリー(Triona Priestley)ちゃんがアイルランド・ダブリンにて4月1日に亡くなった。
嚢胞性線維症と闘っていたトリオナちゃんは、優しいエドの歌が大好きだった。そんなトリオナちゃんの死期が近いと知った家族と友人たちは、早速エドに知ってもらおうと「#SongForTri」なる運動をTwitterにて開始。それを知ったエドが病院にいるトリオナちゃんに電話をかけ、トリオナちゃんの好きだった曲『Little Bird』を歌って聴かせたという。その直後に天国に旅立ったトリオナちゃんの家族は、メディアにこう語っている。
「僕たち家族はエド、そしてこの運動を始めて応援してくれた皆さんに感謝しています。」
「おかげで、僕たち、そしてトリオナは美しい最期の瞬間を迎えることができました。」
「トリオナはエドの歌を聴きながら眠りに落ち、その後間もなく息を引き取りました。」
トリオナちゃんの夢を電話越しに叶えることのできたエドは、その後Twitterにこう書き込んでいる。
「トリオナ、どうか安らかに眠ってね。本当に胸がつぶれる思いだよ。」
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)