今年初めに、歌手ビヨンセを対象にした科目がニュージャージー州のラトガース大学（Rutgers University）で設置されるとして話題になった。そして今度は、お騒がせセレブとして常にメディアに登場しているあの歌姫も、勉学の対象になることが分かった。

露出度の高い衣装で卑猥なダンスを披露し、ステージ上でマリファナ喫煙するなど昨年からワイルド化が話題になっているマイリー・サイラス（21）。ツアーではケイティ・ペリーとキスしたり、ファンに水を吹きかけたりと暴走が止まらない彼女だが、もともとはディズニーチャンネル出身で誰からも愛されるティーンアイドルであった。それがどうして大胆な大人に変身を遂げたのかを社会学的にみる科目が、大学に設置されたのだ。

科目を新設したのはニューヨークにあるリベラルアーツカレッジのスキッドモア大学（Skidmore College）。Carolyn Chernoff教授が教鞭をとり、今年の夏学期のクラスとして行われるという。“The Sociology Of Miley Cyrus（マイリーから見る社会学）”と名付けられたその科目では、子役としてショービズ界にいたこと、大人になるまでの過程などマイリーの成長から、バイセクシュアル、女性の身体、人種、階級、メディアなど様々なことをマイリーの活動を通して学ぶという。若年層から絶大な支持を得ているマイリーだけあって、この科目はかなり人気になりそうだ。

ちなみにこれまで大学科目の対象になったセレブはマイリーやビヨンセだけではなく、マドンナ、レディー・ガガ、Jay-Zやカニエ・ウェストなどがいる。
（TechinsightJapan編集部　ピーリング麻里子）