出演映画が続々と公開するなど女優業も順調、さらに頭脳明晰で美容ブランドの顔にもなるほどの美しさを誇る。そんな何もかも持っているエマ・ワトソンだが、意外にも「他の女優に嫉妬する」ことがあるという。
映画『ハリー・ポッター』シリーズで子役デビューし、現在はトップ女優として活躍するエマ・ワトソン。表紙を飾った『ELLE』誌最新号では、子役出身ならではの苦悩や、映画初出演から23歳になる今までオンでもオフでもずっと注目されていることについて語っている。
「ここ2~3年で人気になった女優たちはみな、完全に人間としてみなされているでしょう。嫉妬するわ。とにかく羨ましくて。」
エマは子役として人気を集めたため、きちんとした“ひとりの人間”として、また“プロの女優”としてみなされることに時間がかかったという。さらに仕事と私生活を完全に切り離し、オフを充実させることの大切さについても明かした。
「以前エリザベス・テイラーが書いたものを思い出すの。彼女のファーストキスは仕事で、だった。映画の撮影でね。とても衝撃を受けたわ。ある意味では私も同じようになるかもしれなかったから。私のファーストキスは、役を演じている時だったかもしれない。全ての経験も、演じている他人のものだったかもしれないから。」
かねてから『ハリー・ポッター』の“ハーマイオニー”脱却のために苦悩してきたエマ。しかし多くのタレントが“ワイルド化”して行く中で、自身の考えをしっかり持ち、多くの誘惑にも負けず堅実に進んで来たエマだからこそ、今となっては押しも押されもせぬ実力派女優のひとりになることができたのであろう。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)