子役からスタートし、2004年公開の映画『きみに読む物語』の世界的大ヒットで一躍トップスターになったカナダ人俳優ライアン・ゴズリング(33)。これまでスターの座に向け歩んできたものの、駆け出しの頃には何度も辛い経験をしたという。
今では“ハリウッド映画界が最も起用したがる男”と言われる超人気俳優のライアン・ゴズリングも、かつては何度も悔しく辛い思いを経験していた。わずか16歳でLAに拠点を移したライアンは、ドキュメンタリーフィルム『Seduced and Abandoned (原題)』の中で、このように熾烈な競争社会に加わった当時を振り返っている。
「みんな家族、自分の家、友達、それに仕事を捨てて夢を追う。夢を実現できる可能性なんて、ものすごく低いのにね。なのに、とにかく挑戦するワケさ。」
そんな中、オーディションに何度もトライしたライアンは、ずいぶん悔しい思いを経験している。
「オーディションを受けられるだけでもラッキーなんだ。でもそのチャンスを得てオーディション用の部屋に足を踏み入れると、自分のような容姿の人がたくさんいるのさ。」
「別の部屋からは、誰かがオーディションを受けているのが聞こえてくる。キャスティングディレクターがその役を貰った俳優と契約交渉をしているのが聞こえたりもする。それで(自分ではなく)ジャレッド・レトが役をゲットしたと分かってしまうんだ。」
そんなライアンも俳優業をスタート、20代で大ブレイクしトップ俳優の座に就いた。運にも容姿にも良い役にも恵まれたと言われるライアンだが、持前の忍耐強さと揺るぎない信念こそがその成功を支えていたようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)