お昼のバラエティ『笑っていいとも!』が3月末に終了するが、最後の“テレフォンショッキング”のゲストを予想するなど最終回の内容が話題になっている。先日その“テレフォンショッキング”に登場したお笑い界の大御所、萩本欽一がタモリに「最後は、一人でずっとしゃべりな!」と話していたが、どうやらこの欽ちゃんの提案に共感した視聴者も少なくないようだ。
Yahoo!ニュースが現在『「笑っていいとも」最終回はどうなってほしい?』という質問で意識調査を実施中だ。2月14日(金)の『笑っていいとも!』で“テレフォンショッキング”に初登場した萩本欽一が30年以上前にタモリと会ったエピソードを明かした。その際に欽ちゃんが『いいとも』の最終回に触れて「最後は、一人でずっとしゃべりなよ」と発言したことを受けての調査内容となっている。
■「笑っていいとも」最終回はどうなってほしい?
・「タモリが1人でしゃべる」:34.2%(9,526票)
・「『BIG3』共演」:22.8%(6,359票)
・「吉永小百合が出演」:29.6%(8,244票)
・その他:13.4%(3,750票)
(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は27,879人。2014年2月16日14時時点 実施期間:2014年2月14日~2014年2月24日)
萩本欽一とタモリが会ったことはこれまでに一度だけという。まだ、『いいとも』が始まる前のことだ。萩本欽一の自宅から50mほどのところに住んでいたタモリが突然訪問してきた。欽ちゃんは作家たちと仕事をしていて忙しかったので「余計なのが来たな」と追い返そうとしたが、その前に「やあ」とタモリが上がりこんできた。
「30分くらい話したら帰るだろう」と欽ちゃんも諦めて、表面上は「よく来たな」と快く出迎えた。ところがタモリは一人でしゃべり続け、翌朝まで居座ったのだ。「5時間過ぎたら凄かったね。持ってるギャグ全部やって帰ったでしょ!?」と当時を振り返る欽ちゃん。作家たちはタモリの話術とギャグに大ウケで「タモリさんはやっぱり凄い」と欽ちゃんのことを忘れたかのように感心しきりだったそうだ。
そんなエピソードを思い出して「だからさ、最後は誰も呼ばずに、一人でずっとしゃべりなよ!」という言葉が飛び出したのである。
意識調査では途中経過だが「タモリが1人でしゃべる」への投票が一番多いのも欽ちゃんの話から『タモリが一人でしゃべるとそんなに面白いのか』と考えた者が多いのではないか。
タモリも最近の『いいとも』では昔やった密室芸といわれたギャグを披露することは少ない。毎年、年末に出演する『徹子の部屋』で黒柳徹子からリクエストされて往年のギャグを見せる程度となった。
これまで予想されていた「吉永小百合が出演」や「『BIG3』共演」も見てみたいが、1982年10月4日から30年以上続いたタモリの冠番組だけに彼がトークとギャグで終わらせるというのも最終回にふさわしいかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)