AKB48からの卒業を発表した大島優子。いよいよ本腰を入れて女優の道を進むことになる彼女に世間も注目している。ネットによるアンケートで大島優子が女優として活躍することに、どの程度期待しているかを調査したところ「活躍できる」といった回答に比べて、僅かだが「活躍できない」との回答が多かった。
「アイドルと 加えて道は もう一つ 優子の優は 女優の優」と詠んだのは、AKB48選抜総選挙の司会で知られる徳光和夫だ。子役として芸能界に入った大島優子は、AKB48のエースとして活躍しながらも「夢は女優になること」と公言してきた。2013年12月31日の紅白歌合戦で、AKB48を卒業する意思を明かした彼女は「これからは大島優子として活動していきます」と答えたが、やはり目指すところは女優としての成功だろう。
1996年、7歳の頃に母親のすすめでセントラル子供劇団に入った大島優子は、その年に昼ドラ『ひよこたちの天使』で子役としてデビューする。以来、ドラマには30本以上、映画も10本以上に出演してきた。特に近年は映画『闇金ウシジマくん』や『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇/爻ノ篇』にドラマ版『SPEC~零~』、そしてドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』に『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』など主要な役柄を演じることが増えてきた。
そんな彼女を世間はどのように見ているのだろうか。Yahoo!ニュースの意識調査で「大島優子は女優として活躍できる?」という質問をしたところ、次のような結果となった。
■大島優子は女優として活躍できる?
・「とても活躍できる」:10.9%(16,747票)
・「ある程度活躍できる」:27.7%(42,396票)
・「あまり活躍できない」:32.2%(49,292票)
・「まったく活躍できない」:25.6%(39,252票)
・「わからない」:3.6%(5,556票)
(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は153,243人。実施期間:2014年1月10日~2014年1月20日)
「とても活躍できる」と「ある程度活躍できる」を合わせて“活躍できる”と見ると、「あまり活躍できない」と「まったく活躍できない」を合わせた“活躍できない”という意見の方が多い。
投票者からのコメントには、「来年は消えるかな」、「だいこーん(爆笑)」、「無理だね」といった意見もある。おそらくAKB48の大島優子に批判的だった者は、女優としての期待度も低いのだろう。
一方で「優子、いいと思う。可愛いし、演技も好きだな」、「ゆうこはできる」、「たぶん卒業しても活躍できるよね」という意見は、AKB48の大島優子を応援してきたファンに多いのではないか。
「あくまでも助演、脇役として存在感ある女優を目指すべきだ」、「テレビに出演する前に舞台経験をしっかり積んでからの方がいい…子役の経験は大人になってからはほとんど通用しません」、「良い意味でオバサン顔やから。年を重ねていけば幅広い役者さんになれそう」といった具体的なものもある。
期待していない意見としては、「そもそも女優の器ではない。真剣に女優として生きている人に失礼!」、「学芸会レベルじゃダメだね」、「謎のごり押しか、好き勝手やりすぎて干されるかどっちかだと思う」といった内容や、さらに辛らつなものもあった。
前田敦子も女優を夢見てAKB48を卒業したが、当初はかなり批判を浴びたものだ。今回のコメントにも「前田敦子よりはましだろう」など彼女の名前を見かけるが、中には「前田敦子はキネマ旬報、一般紙等での評価は高い。『もらとりあむタマ子』で完全に認められたと思う」という意見もある。
前田もそうだったように、元AKB48という枕詞はついて回るだろう。「アイドルと 加えて道は もう一つ 優子の優は 女優の優」が表すように、その上で女優として歩む覚悟が必要だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)