今の時代、もしも伴侶の浮気の現場に踏み込むことがあったら、逆上するより先にスマートフォンで証拠となる動画を撮影するべきなのかもしれない。夫の「この映像をYouTubeで流してやるからな！」という冷ややかな言葉に、妻はなす術もなかったようだ。

この画像は今月上旬に『MultiDeanslist』さんがYouTubeで紹介した、屈辱的な状況に怒りを爆発させる夫と泣きながら謝る妻、という動画のスクリーンショットである。タイトルは“Dude Comes Home To Catch His Wife In Bed With Another Man Pulls Out Camera Starts Recording!”。妻が他の男を自宅の寝室に連れ込み、情事を楽しんでいる最中に夫が帰宅してしまったのだ。

夫はすぐさまスマートフォンで録画をスタートさせ、浮気相手の男はそれとほぼ同時に衣服を握りしめ逃げ出している。裸の妻はシーツにくるまりながらベッドの上に座り、頭を抱えて泣きじゃくるが、夫は「俺はこの映像を弁護士に提出する。コピーしてお前のお母さんや姉妹、イトコにも見せてやろう。インターネットにも流すからな」と脅すのみ。妻は「ノー、お願いだからそんなことをしないでハニー、ノー！」と哀願するが、夫は全く許す気配を見せなかった。

「少し前からベッドでのお前の様子がおかしいことも、冷蔵庫の食べ物の量が以前と違っていることも俺は気がついていた。やっぱりこういうことだったんだな。ついに動かぬ証拠を掴んだってわけだ。バッチリ撮影したぞ、ざまあみろだ」と妻を責め立て、夫は迷うことなく映像をYouTubeで公開し、妻と浮気相手に社会的制裁を与えた。家庭裁判所で全てを明らかにされ、裁かれる方がよほどマシであったに違いない。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）