俳優ヴィン・ディーゼルと共演した『ワイルド・スピード』シリーズで、超イケメン俳優として人気を博していたポール・ウォーカーが、40歳の若さでこのほど事故死した。

『南極物語』、『父親たちの星条旗』、そしてカーアクション映画の『ワイルド・スピード』シリーズでは“ブライアン・オコナー”に扮して大変な人気を博した俳優のポール・ウォーカー。ポルシェでの自損事故により、たった40歳にして帰らぬ人となってしまった。

この事故を最初に報じたのは芸能情報サイト『TMZ』だが、その後米紙『NYデイリーニューズ』ほかがさらに詳しい内容を伝えている。事故が起きたのはロサンゼルス郊外サンタクラリタのバレンシアで、アメリカの11月30日午後3時半頃のこと。ポールは友人とともに真っ赤なポルシェ・カレラGTに乗って、フィリピン台風被害者を支援救済するために開かれたチャリティ・イベントに参加した際に事故に見舞われた。

おそらくハンドル操作を誤ったものとみられるが、車線を逸れて木に激突したポルシェはほどなく炎上。通報により駆けつけた消防車が火を消し止めたが、ポールや友人を救い出すことは叶わなかった。公開された写真ではポルシェは原形をまったくとどめておらず、衝撃がいかに激しいものであったかを物語っている。またその後、運転席に座っていたのがポールではなく友人であったことも分かり、無念の死というよりほかない。

ハリウッドセレブらがポールの突然の訃報に哀悼の意を続々とツイートしているが、気になるのは『ワイルド・スピード』のシリーズ7作目の撮影が進められていたこと。今後は東京やアブダビで撮影する予定が組まれていたそうだ。ポールがその主役を務めてきただけに脚本その他の軌道修正は必至とみられる。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）