大ヒット映画『ワイルド・スピード』シリーズの人気俳優ポール・ウォーカー（40）が、友人の運転するポルシェ・カレラGTに同乗。それが事故を起こし大炎上した結果、2人ともが帰らぬ人となる大変痛ましい事故が起きた。この時ハンドルを握っていたのは、同車の持ち主であるロジャー・ローダス（Roger Rodas）氏（38）であったことが明らかになった。

このほど、人気俳優ポール・ウォーカーの乗っていたポルシェ・カレラGTがカリフォルニア州サンタクラリタにて木に激突、その直後に炎上し、ポールと運転席にいた友人ともに亡くなった。

この友人はロジャー・ローダス（Roger Rodas）氏。2人は共にチャリティ団体『Reach Out Worldwide』の立ち上げにも力を注いだ仲。この団体は大自然災害の直撃を受けた国々を救援すべく設立したもので、このほど2人は台風被害に苦しむフィリピンを援助しようと同団体のイベントに参加、多くの人々のサポートに感動していたという。

その後2人はロジャー氏の愛車に乗り込み事故死したが、ロジャー氏には2人の子と妻が、またポールにも元恋人の産んだ15歳の娘がいる。ロジャー氏は『Always Evolving』なる車関連会社のCEOで、ポールはこの会社のオーナーのひとりだったとのこと。またロジャー氏はかつてレーシング・カーのドライバーだったとも報じられている。

車の原型をとどめぬほどの大事故、そしてその直後の炎上により2人の遺体は激しく損傷した。検視官は遺体を確認すべく歯の診療記録を求めているといい、今週後半まで検視を開始できない可能性も浮上している。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）