イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】キアヌ・リーブス&真田広之、『47RONIN』ワールドプレミア堂々の開催!

ハリウッドの最新CG技術が、かの有名な「忠臣蔵」の世界を大迫力3D映像に変えてしまった。真田広之率いる日本の豪華キャストとキアヌ・リーブスの共演が話題のアクション超大作、『47RONIN』がついに公開を迎える。しかも世界のどこよりも早く日本でのロードショーが決定し、19日夕刻に六本木ヒルズで「ワールドプレミア」が開催された。

『スピード』や『マトリックス』の大ヒット以来、大変な人気を誇りながら実にマイペースで仕事をしているハリウッド俳優キアヌ・リーブス。派手なライフスタイルを好まず、ひょうひょうとした雰囲気は「達観」すら感じさせ、ハリウッド随一の端正な顔立ちも武器となっている。

そんなキアヌが、武士道映画『47RONIN(フォーティーセブン・ローニン)』の主役に抜擢されたことを知ったのは2011年のこと。その後、真田広之、浅野忠信赤西仁ら日本勢が豪華キャストであることが発表されるも、プロジェクトの難航により2度にわたり公開延期が告げられ、大勢のファンをやきもきさせた。そして来る12月6日、本来の予定からはかなり遅れたが、世界のトップを切って日本の劇場で公開される運びとなったのだ。

冷えきった風が冬の到来を感じさせる19日の六本木ヒルズは、日本および海外メディアから本当に多くのムービーカメラとスチールカメラが、そして抽選で選ばれた一般のファンが押し寄せ、まさに「ワールドプレミア」にふさわしい大変な興奮と歓声に包まれた。レッドカーペットに登場したのはカール・リンシュ監督、赤西仁、柴咲コウ、菊地凛子、浅野忠信、真田広之、そしてキアヌ・リーブスの順。長い時間をかけてファンの声援とサインの要望に快く応えていた彼らは、両サイドの炎の演出がイキなステージに登壇すると、開口一番「本当に寒い中を今日はありがとうございました」。それぞれに挨拶と見どころを語ってくれたので、少しばかりご紹介してみたい。

浅野(=吉良上野介)「浅野家に嫌われる吉良をこの浅野が演じるんです。時々こんがらがってましたよ。皆がとにかく僕の命を狙って殺そう、殺そうって必死なんです。殺された時はどうか良かった~と笑って下さい。」

真田(=大石内蔵助)「冬のブダペストで撮影を始め、ロンドンと続き、そして東京でまたこのメンバーが揃い、本当に嬉しく思います。全員がこの映画の撮影は大変なものになることを承知の上で引き受け、かつて経験したことのない映像の世界を創りあげようと無心で演技に取り組みました。日本人の、そしてサムライの魂が込められていることを感じ取っていただければと思います。」

キアヌ「名誉、愛、犠牲、尊敬、生きてこその人生、そのようなものがギッシリと詰まった作品で、最高の仲間、素晴らしいアーティスト、並外れた才能を持った人々との仕事となりました。ここからは覚えたての日本語で…。“ワタシハミナサントアエテ、ウレシイデス。エガオヲミテクダサイネ”!」

前日の記者会見にて。左から、柴咲コウ、真田広之、キアヌ・リーブス、浅野忠信、菊地凛子

キアヌが来日するのは2008年に映画『地球が静止する日』のプロモーション以来5年ぶり。今回彼は日本の豪華俳優陣に交じり、忠臣蔵の四十七士に加わる謎に満ちた“混血のはぐれ者Kai(カイ)”を熱演している。日本刀を手にしての「立ち回り」はかつてない経験であったはずだが、「キアヌのサムライ姿って本当にセクシーだなと思いました」という赤西の発言に、キアヌが「どうも」と照れながら答える一幕も。赤西は内蔵助の息子・大石主税に、そして菊地凛子は悪役の“ミズキ”に扮している。またキアヌと禁断の恋に落ちる“ミカ”を好演したのは、今作でハリウッドデビューを果たした柴咲コウ。彼女はキアヌとのラブシーンがあったことを、「女性なら誰もが共感してくれる、そんな関係です」と恥ずかしそうに語ってくれた。

この冬一番の話題作といえる『47RONIN』。是非とも劇場に足を運ばれ、彼らの白熱した演技と大迫力の3D映像をご堪能頂きたい。

『47RONIN』(フォーティーセブン・ローニン)
製作:ユニバーサル・ピクチャーズ 配給:東宝東和/アメリカ映画
監督:カール・リンシュ 脚本:クリス・モーガン
12月6日(金)世界最速公開
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)