先月、ワシントンD.C.のダブリュー・ホテル(W Hotel)の外で男性と喧嘩になり、相手の鼻の骨を折り逮捕・拘留された歌手クリス・ブラウン(24)は、その後マリブのリハビリ施設に入るもたったの2週間で退所。それを弁護士は「リアーナDV事件で命じられた地域奉仕活動を行うため」と説明していたが、実は物を投げる、壊すといった問題行動を起こして退所を求められていたことが判明している。これらを総合的に判断した裁判所は、クリスに90日間のリハビリ施設滞在を命じるに至った。
2009年に歌手リアーナ(25)に対するDV行為で逮捕されたクリス・ブラウンが、現地時間20日に弁護士と共に法廷に出向き、経過報告を目的とする公聴会に出席した。保護観察所より「アンガーマネジメントを学ぶべくリハビリ施設で治療を受けるべき」との報告を受けていた裁判所は、リハビリ施設におけるクリスの振る舞い、また先月起こした暴力事件を踏まえ、90日間のリハビリ施設生活をクリスに命じた。
またクリスはドラッグ検査を行い結果を提出すること、地域奉仕活動をこなすこと、また医師の処方する薬をきちんと服用することも命じられ、これをクリスは全て了承したもようだ。
なお、ホテルの外で起こした暴力事件が保護観察期間中のルール違反にあたるかについては、12月16日に開催される公聴会で決まるという。今回判事の前に立ったクリスは、かなり痩せており憔悴した様子でただうなずくのみであった。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)