世界中にファンを持ち、2000万枚のアルバム・セールスを誇る「ジョナス・ブラザーズ」が、北米ツアー開催直前にしてそれぞれの求める音楽の方向性に違いを見せ、そのスケジュールの全てをキャンセルした。

人気兄弟バンド「ジョナス・ブラザーズ」は、11日から19日間にわたりアメリカとカナダを回る北米ツアーを予定していたが、すべてを日程についてキャンセル。突然の事故や体調不良ではなく、音楽の方向性の食い違いが原因。チケットの払い戻しは約束されたが、異例のドタキャン劇でファンはもうがっかり。関係者も慌てている。

バンドの代理人ジェシー・デリス氏が米誌『People』に語ったところによれば、ケヴィン（25）、ジョー（24）、ニック（21）の三兄弟は先週末に音楽の方向性をめぐり議論しあったところ、埋めがたい溝が生じていることに気づき、ツアーは困難と判断したという。

兄弟バンドだけに絆は強く、活動は永遠に続くものとファンは期待していたが、次男ジョーが“ジャスティン・ティンバーレイクのような、エッジの効いたセクシーで大人の色気が漂う曲作りをしたい”と言い出し、2011年6月には活動を一旦休止していた「ジョナス」。2012年に再結成を発表し、ニューアルバム『V』も年内のリリースを目標にしている。今回のぎくしゃくで、ファンはバンドがまたしても活動をやめてしまうのではと不安を募らせている。

ちなみにこちらでは先月、21歳の誕生日を迎えたニックのためにケヴィンやジョー、そして “2012年度ミス・ユニバース”のタイトルを持つニックの恋人がラスベガスでパーティを開き、高級シャンパンで祝杯をあげてくれたというハッピーニュースをお伝えしたばかり。複数の写真を見る限りとても仲が良さそうに見えたのだが…。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）