8月に開催された『MTV/ビデオ・ミュージック・アワード（VMA）』授賞式にて、肌色のビキニを身にまとい腰をフリフリ。腰を突き上げ男性ミュージシャンの股間に擦り寄るという下品なパフォーマンスまで披露し、マイリー・サイラス（20）は世界中のメディアに猛バッシングされてしまった。その後も「みんな考え過ぎよ」と全く反省した様子のないマイリーに、このほどアイルランドの歌姫シネイド・オコナー（46）が公開書簡をしたためて話題になっている。

過激パフォーマンスやマリファナ喫煙で世間を騒がせているマイリー・サイラスについて、「今のままじゃダメ！」と心配のコメントを発するセレブは決して少なくはない。そんな中、自らの精神状態が不安定と言われるアイルランド人歌手シネイド・オコナーは黙っていられなくなったもようだ。このほどシネイドはウェブサイト上に公開書簡を掲載、その中で以下のようなアドバイスをマイリーに送っている。

「アナタが心配。周囲の人たちに、PVで裸になりハンマーを舐めるのがクールって信じ込まされたんじゃないかってね。」
「音楽業界は、アナタのことなんて、いえアタシたちのうち誰のことも気にかけてはいない。彼らはアナタを最大限に利用するわ。そしてそれがアナタ自身の望みだと思いこませるのよ。」
「アナタには十分な才能がある。金儲けのために使われる必要なんてないのよ。」

またシネイドはマイリーについて“セクシュアルなアピール以上に価値がある”とも書きマイリーの才能を評価しているが、このシネイドの思いをマイリーは善意とは解釈できなかったようだ。すっかり腹を立てたマイリーは、このようにツイートして反撃している。

「アマンダ・バインズの前には、こんな人もいたっけ…。」

さらにマイリーは過去のシネイドのツイートまで紹介。「緊急にアタシを診てくれる精神科医を誰か知らない？　アタシは今、危険な状態にあるの」といった発言の数々を公開し、シネイドに大恥をかかせてしまった。またこれだけでは気が済まず、マイリーはシネイドがローマ法王の写真を破る姿をとらえた過去のスキャンダラスな写真までシェアしているのだ。

全く悪意などなく、業界の大先輩としてマイリーを心配しただけのシネイド。しかし何週間も続くバッシングに参っていないはずのないマイリーに、静観する、もしくはお礼を言う心の余裕は残っていないのかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）