この美貌を武器に、スーパーモデルのひとりとしてトップの座に君臨したナオミ・キャンベル(43)。だがその気性はあまりにも荒く、過去には暴力行為を理由に地域奉仕活動を命じられたこともある。そんな“怒りん坊モデル”のナオミがこのほどイギリスのトーク番組に出演し、そこで思わずポロリと涙を流したという。
家政婦にキレて携帯電話を投げつける、リムジン運転手を引っ叩くといった行動が問題視され、すっかり“荒くれ女”というイメージが定着してしまったナオミ・キャンベル。そんな彼女が、先日行われた英トーク番組『The Jonathan Ross Show』の収録で、このように自身の問題を語っている。
「怒りっていうのは、ひとつの感情。私にはいろいろと解決すべきことがあったのよ。」
このとき彼女は思わず涙をポロリ。番組ホストに対して「ああ、私ってば泣いちゃって。あなたが私を泣かせたのよ」などと口走ったそうだ。ナオミは気性の荒さだけではなくドラッグ依存についても口を開き、こう語っている。
「過去の状態には戻りたくないの。」
「仕事に依存する場合だってあるから。それって逃避行為よ。何かから逃げているってこと。」
ナオミは29歳にしてボロボロになった自分に嫌悪感を抱き、1999年にリハビリ施設にて治療をスタート。しかしその時点で5年もの間コカインに依存していたというから、克服への道は長く苦しいものだったに違いない。しかし人の助けを得て更生できることを知ったナオミは、すぐにカッとなる自分をコントロールする術を学ぶべく専門家より指導も受けたとのこと。「ナオミが大暴れした」というニュースが最近無いのは、このような努力をコツコツと続けていた結果であった。荒くれモデルからシットリ系美女へ確実に変化しつつあるナオミの姿に、ファンもようやく安心しているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)