アメリカが誇るトップシンガーとして、また女優や監督業もこなせる映画人としても才能を証明済みのマドンナ(55)が、「ニューヨーク映画祭」にて映画『12 Years A Slave』の上映中に、観客のひとりからある“マナー違反”を注意されてしまった。しかしマドンナは逆切れ。これを知った人気映画館チェーン創立者は驚き、ついにはマドンナの映画館利用を禁止すると発表した。
このほど「ニューヨーク映画祭(New York Film Festival)」に登場し、話題の映画『12 Years A Slave(原題)』を鑑賞した歌手マドンナ。しかしこの時マドンナは携帯電話を使い続け、映画の前半を通してメールの送受信を繰り返していたとのこと。これに苛立った観客のひとりは、その肩をポンポン。続けて携帯電話をしまうように注意したのだが、これに従うどころかマドンナはこのように返事をしたそうだ。
「これは仕事関係のメールなのよ!」
結局マドンナは謝罪もせず、上映終了後にさっさと席を立ったという。この件を知った人気映画館チェーン「Alamo Drafthouse Cinemas」の創立者ティム・リーグ(Tim League)氏はとても腹を立てたらしく、こんな風にツイートしている。
「映画ファンに謝罪するまで、マドンナはうちの劇場での映画鑑賞を禁止します。」
同氏は後に「(禁止というのは)ただのジョークだ」とフォロワーに釈明するも、メディアに対してはこのようにコメントした。
「ああ、真面目に言っているんですよ。それに(ウチの映画館を利用禁止にしたとしても)彼女の生活にそれほど影響はないでしょうしね。」
確かにそうかもしれないが、トップスターの座に君臨するマドンナのプライドは傷ついたはず。気の強いマドンナだけに、「今後は私が映画を撮っても、アンタの劇場では絶対に上映させないからね」などと言い出す可能性もあるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)