ヒップホップにキャッチーなサウンドを融合させた新しいタイプのラップでブレイクしたキッド・カディ(29)。今後が期待される人気ラッパーとして注目されているが、彼はとにかく気が強い。数年前には屋外コンサートの最中に酔ったとみられるファンと激突、セキュリティの制止をふりきりファンに突進し、会場から“カディ”コールが起こるなどして大騒ぎになった。そんな暴れん坊キッド・カディが、またしてもマナー知らずのファンにブチ切れた。
2009年にファーストアルバムとなる『Man on the Moon: The End of Day』をリリース、一気に人気に火がつき瞬く間に有名セレブの仲間入りを果たしたキッド・カディは、大変気が強いことでも有名だ。
そんなキッド・カディがこのほどテキサス州ヒューストンにてショーを開催、そこで「Cudi Zone」なる曲を披露していたところ、命知らずなファンがステージに乱入した。本来であればセキュリティスタッフがいち早く気付き男を取り押さえるべきであったが、誰よりも早くこれに気付いたキッド・カディは一瞬の戸惑いもなく男に突進。数回にわたって男を力任せに押し、ステージ下に突き落としてしまったのだ。その後ショーは続行され最後までパフォーマンスを行ったが、その様子を各メディアに映像と共に大きく報じられてしまった。なお、この日のショーについて、キッド・カディはTwitterにこう書き記している。
「ヒューストンのみんな、素晴らしい時間を過ごせたよ。下らない出来事は別にして、今晩のショーは絶対に歴史に残るだろうな。」
キッド・カディの反撃を予想せず乱入した男も怖いもの知らずだが、一瞬の迷いもなく男に飛びかかったキッド・カディもかなりのもの。男が凶器などをふりかざし襲ってこなかったのは、まさに不幸中の幸いであった。今後はどうかセキュリティに全てを任せてほしいところだが、気の強いキッド・カディだけに「そうはいかないだろう」という声も多い。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)