イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】『ミザリー』での怪演が光ったキャシー・ベイツ、両乳房切除を経て今は前向き!

1990年の大ヒット映画『ミザリー』で、主人公の小説家を恐怖のどん底に突き落とすファンを熱演した名女優キャシー・ベイツ(65)。そんな彼女も10年前には卵巣がんを患ったが、それを見事に克服し復帰。しかし昨年、今度は乳がんを患っていることが分かり迷わず両乳房切除手術を受けた。今は体調も良く、新作となる映画の撮影にも取り組んでいるキャシーが、昨年の乳がん発覚当時を振り返った。

65歳になる今も、かつてと変わらず、いやそれ以上に活躍している女優キャシー・ベイツ。しかし彼女は過去に卵巣がん、さらには乳がんまで患った身。その発覚当時を振り返り、キャシーはこのほど『AARP The Magazine』10月号にこのように語っている。

「2003年に卵巣がんになったのよ。そして昨年スキャン検査を受けに行ったら、左の乳房に腫瘍が見つかったってわけ。時間を無駄にする気なんてなかった。それで両乳房切除手術を受けたの。」

ちなみにキャシーの家系にはやたらと乳がんを患う女性が多いともキャシーは告白している。

「ええ、もう家族中に乳がん患者がいるのよ。母も姪も乳がんになった。おばは乳がんで亡くなったしね。」

これだけ多いと“遺伝子的な要素”が原因ではないかと疑いたくなるが、キャシーのケースはこれに該当しなかったという。

「私みたいに(乳がん発症につながる遺伝子変異)検査の結果に問題が無くても、大丈夫だなんて思っちゃダメ。」

遺伝子に問題が無かったにもかかわらず病気になり両乳房を失ったキャシーは、今の思いを正直にこう明かしている。

「乳房を取り除くことになって、すごく残念な気分だわ。でも素晴らしい友人達がいて私を幸せにしてくれるの。」
「私には明晰な頭脳があるし、趣味も多い。恵まれているわ。」

両乳房は失ってしまったものの、強い心、友人関係、キャリアを支えてくれる実力や豊かな才能といった人生の基盤が揺らいだわけではない。今もしっかりと第一線で活躍しているキャシーは、その生き様でファンを、そして大病経験者をおおいに励ましてくれている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)