今や、押しも押されもせぬ音楽界のトップスターの座にいるJay-Z(43)も、過去には貧しく裏稼業の道を歩んでいたことがある。そんな過去を振り返り「ドラッグを売った経験から色々と学んだ」という発言が話題になって間も無いが、当時の荒稼ぎぶりを“売人仲間”だった元友人がメディアに暴露してしまった。
現在は誰もが認める大富豪のJay-Zも、子供の頃は決して豊かではなかった。父親はJay-Zが幼い頃に家庭を捨て、生活保護に頼っていた時期もあるという。そんなJay-Zは10代にして裏稼業を選択。仲間と共にドラッグを売りさばき「生きることに必死だった」と告白しているが、その頃のJay-Zはこの危険極まりない商売により多額の収入を得ていたようだ。当時、一緒にドラッグを売っていたという44歳の男性(De-Haven Irby氏)は、このほど英タブロイド紙『ザ・ サン(The Sun)』にこのように明かした。
「俺がドラッグを売り始めたのは14歳の頃。Jay-Zは学校生活がうまくいってなくてね。週末になると会いに来たものさ。」
そのうち一緒に暮らすようになった2人は共にドラッグを売るようになり、わずか17歳という年齢にしてありえない額を稼ぐようになっていたという。
「そう、俺たちは17歳にして、10万ドルもの現金をマットレスの下に詰め込んでいたんだ。」
10万ドルといえば、現在の日本円にして約986万円。それを10代にして稼いでいたのである。しかしその後Jay-Zは裏稼業から足を洗い、ミュージシャンとして大成功。一緒に暮らし危ない橋を共に渡った同氏との関係も、いつしか破たんしてしまったようだ。
すでに過去とは決別し、妻ビヨンセ(32)と共に幼い愛娘を育てているJay-Z。決して過去を忘れたわけではないものの、今の彼には家族、仕事、そして自分のために働くスタッフを守っていく大きな責任がある。Jay-Zが「あまりにも危険だった過去を思い出したくはない」と考えていたとしても不思議ではない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)