きれいになるために、いろんなことを試してみたいと思う女の子も多いはず。だが、新しい美容法を試してみたら失敗して取り返しのつかないことになったなど美容に関するトラブルは怖いものだ。
10月1日に発足された日本統合医療美容学会は、医師、医学博士、歯科医師、審美歯科医師、ヘアー&メイクアップアーティスト、エステ経営者、管理栄養士など美容と健康に関してのプロフェッショナルたちで構成されている。美容と健康に関して正しい知識を持った人間がメディアを経由して正しい情報を発信・普及させることで、美容業界を正しい方向へ導くことを目的としている。
「統合医療」とは、現代医学と呼ばれている西洋医学と補完代替医療を足した総合的な医療だ。「補完代替医療」とは、サプリメントや食事療法を含む栄養療法や、漢方などの東洋医学やアーユルヴェーダなどの伝統医療、ヨガや気功・太極拳などの運動療法といったものが注目されている。西洋医学が病気になった後の対処療法であるのに比べ、病気を未然に防ぐ観点に重きを置くのが補完代替医療だ。日本統合医療美容学会では、西洋医学と補完代替医療の両面から美容を考えるのが良いと説く。
同学会の共同代表を務めるのは、北海道大学名誉教授・谷口博氏と元モデルの博士という異色の組合せ。
1999年から2003年までモデルとして活躍していた居藤タカセ氏は、立教大学卒業後に米国MCATをパスし、メディカルスクールに進学する。現在は美容学講師、統合医療講師を務めるなど正しい美容知識の普及を進める傍ら、ファッション誌のスーパーバイザーなどとしても活躍している。
居藤氏は自身の経歴と人脈を活かし、同学会主催で芸能界と協力し、ナチュラルビューティーに相応しい著名人たちを表彰するビューティーアワードなどのイベントを打ち出していく。2013年度は11月の開催を予定。
・「日本統合医療美容学会」公式サイト http://japanese-beauty2013.com/
(TechinsightJapan編集部 hira)