メインキャストの中でも大人気だった、“フィン”を演じる俳優コリー・モンティスの早すぎる死から2か月が過ぎたTVドラマ『glee』。シーズン5がアメリカではいよいよ今月末から放送されるが、気になるエピソード3の収録がついに行われ、出演する女優アンバー・ライリーがその時の様子をトーク番組で伝えてくれた。
12日、人気トーク番組『エレン・デジェネレス・ショー/プレミアウィーク』に、FOXで大人気の青春TVドラマ『glee』で“メルセデス”を演じているアンバー・ライリーが登場。そこで彼女は、誰もが気にしている新シーズンの“エピソード3”の収録が済んだことを報告した。
ご存知の通り、中心的存在であった“フィン”を演じていた俳優のコリー・モンティスが7月に急逝という、予想外の事態に見舞われていた『glee』。キャストらはその悲しみを押し殺し、「コリーやファンのために頑張る」と8月中旬にシーズンの収録をスタートさせている。
シーズン5の最初の2つのエピソードは「ザ・ビートルズ」へのトリビュートと決まっており、それに続いてコリーを追悼するエピソードがアメリカで10月10日に放送となる。その収録がこのほどついに行われ、アンバーはキャストがどんな様子であったのかを話してくれた。
「皆とても沈鬱な表情でセットに臨んだわ。でも撮影が始まると涙ばかりか不思議と笑顔も出てきたの。だって私たちが明るく健康的に歌ってこその『glee』だし、コリーに捧げたいすべての思いを歌に託したんだもの。」
「“フィン”といえばやっぱりあの曲、皆さんにそう言ってもらえる曲ばかりを歌ったのよ。彼については本当にたくさんの記憶が残っているわ。ニューヨークのステージに初めて立ったのに、ダンスになるとどうにもおどけて見えてしまう。そんな彼の姿に皆で大笑いしたなぁ、なんて。」
「皆で歌っているとコリーと過ごした楽しい日々のことが次々と蘇ってきたわ。でもソロになるとさすがに詰まっちゃった。“フィン”ともお別れ、コリーももういないんだと思うと胸がいっぱいになってしまって…。」
共演仲間の枠を越え、本当に仲が良いという『glee』のキャストたち。コリー・モンティスは本当に素晴らしい友人であったと語るアンバーは、「そのエピソードでは皆さんもきっと涙でボロボロになっちゃうと思う」と断言した。これは絶対にティッシュの用意が必要であろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)