昨年、映画『The Canyons(原題)』に主演したリンジー・ローハン(27)。だが撮影現場ではワガママを言い放題。ポール・シュレイダー監督(67)や共演者たちはこれに振り回され、大変な思いをしたという。それにもかかわらず「リンジーは素晴らしい女優」と称賛していた監督を、リンジーはこのほどまたしても怒らせてしまった。
ヴェネツィア国際映画祭(Venice Film Festival)にて開催された映画『The Canyons』のプレミアに、主演女優でありながら姿を現さなかったリンジー・ローハン。これについて監督は、会見でこう語っていた。
「今日だって、リンジーはここに来るはずだった。来るって自分でも言っていたのに、彼女は来ていないんだよ。」
「リンジーは素晴らしい女優だ…。でも彼女の素行はもう(ひどすぎて)言葉にするのもはばかられるよ。」
だがこれを知ったリンジーも、黙ってはいない。リンジーはさっそくオフィシャルサイトのブログにて、以下のように反論している。
「ポジティブなメッセージを『The Canyons』に送っていただく中、私からもキャストやプロデューサー、そして素晴らしいポール・シュレイダー監督に前向きなメッセージを送ります。この映画に出演するという素晴らしい機会に恵まれたことを、感謝しています。でも報道についてはハッキリさせなくては。私は映画祭に参加することをきちんと確認されたわけではなかった。もちろんあの素晴らしい街で、アメージングなイベントに参加できたらすごく楽しかったでしょうね。でも私が一番考えないといけないのは、自分の健康状態のこと。それが最も大事なことなのよ。」
どこかで誤解があったのか、プレミア参加者については監督本人も把握できていない状態だったもようだ。
今は断酒の決意が固いリンジーだけに、「国際映画祭という派手なイベントでアルコールを勧められないワケがない」と考え危惧した可能性もあるだろう。栄えある映画祭でのプレミアに主演女優を連れて行けなかった監督は非常に気の毒だが、今回ばかりは仕方がなかったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)