現在66歳という年齢にして、2歳の長男、そしてまだ1歳にもならぬ次男を育てている歌手エルトン・ジョン。“オジイチャン”と呼ばれても不思議ではない年齢ながらも代理出産で誕生した子供たちを大事に養育しているが、そんなエルトンも「仕事には疲れちゃった」という心境だという。
どんなに若くても「体力勝負だ!」と実感するのが、“子育て”。それを66歳という年齢で男性パートナーとこなしているエルトン・ジョンだが、その体にはタダならぬ疲労が蓄積しつつあるもようだ。
さらにエルトンには、歌手業まである。こちらもかなり精力的にこなしてきたが、家族の世話と音楽活動のダブルワークはやはりキツイ。そんな中、エルトンはついに仕事をセーブしようと決心したもようだ。このほど英タブロイド紙『ザ・サン(The Sun)』の取材に応じたエルトンは、このように語っている。
「ついにこの時がやってきたってこと。そう、もうショーに費やす時間は減らすことにするよ。家族ともっと一緒にいられるようにね。」
「この僕は演奏中毒。仕事依存ってやつなのさ。ツアーにも夢中なんだ。」
「だけど(パートナーの)デヴィッドと座って、こう伝えたよ。“ねえ、僕はもうこんなのにはウンザリだ。移動ばかりで死にそうさ。もうこんな暮らしはムリだ。骨休めをする時間もまったくない状態が続いているんだから”って。」
こう語るエルトンは、今後は愛児たち、そしてパートナーのデヴィッド・ファーニッシュ氏(50)との時間を楽しみたいという。
「子供をスクールに送ったり、もっと多くの時間をデヴィッドと過ごしたりしたい。それに昔やっておくべきだったプロジェクトにももっと時間をかけてみたい。ピアノアルバムとか、何かこう、これまでと違うことだよ。」
というワケで、ショーやツアーは減らすものの、仕事そのものは今後も辞めない意向のようだ。エルトンの生パフォーマンスを観るチャンスは今後激減しそうだが、エルトンはこれからも音楽でファンを楽しませてくれるもよう。そしてそんな音楽にもっとも心を癒されているのは、多忙な毎日を送っているエルトン本人なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)