2009年に歌手リアーナ(25)に対するDV事件を起こして以来、“暴力男”として散々批判されてきた歌手クリス・ブラウン(24)。そんなクリスがこのほど応じた雑誌インタビューで「人を刺したあのミュージシャンはお咎めナシかよ!」との爆弾発言を放ち、物議を醸している。クリスの言い分とは…?
当時の恋人リアーナとの口論の末、カッとなり暴力をふるった過去があるクリス・ブラウン。クリスは若かったものの、そしてその後は散々批判されたものの、今もなお世間はクリスを許してはいない。
このような状況が続いていることについて、クリスは全く納得できないらしい。このたび応じた人気誌『JET』のインタビューの中で、クリスはその本音をこう明かしている。
「別にJay-Zをリスペクトしてないってワケじゃない。俺だってファンだ。でも、誰もJay-Zが人を刺したりドラッグを売っていた過去には触れないじゃないか。」
クリスのいう通り、Jay-Z(43)は1999年にレコード会社幹部を刺す事件を実際に起こしており、荒れた少年時代を過ごしたとも言われている。
「なのにJay-Zは及第点ってわけだよな。」
クリスはそうぼやくが、長い間バッシングを受ける中で悟ったこともいくつかあったようだ。
「満足できる状態にたどり着くまでには、苦労も経験しなきゃいけないのさ。」
「俺は人を激しく非難したりはしないし、昔みたいに激高したり衝動で動くなんてことはない。」
「でも俺はもう十分に非難された」ともクリスは述べ、自分にひたすら厳しい世間を批判している。
今回のJay-Zを絡めたクリス・ブラウンの発言については一部「その通り」と同意する声もあるが、「Jay-Zの名前を出す必要がなかったのでは?」、「Jay-Zは女性を殴ったわけではない」という反論が上回っている。何年経っても終わらぬバッシングに悩んでいることには違いないが、今のクリスはただ真面目に生きるしか更生を証明する術はないようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)