お伝えしていた通り、オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員席にジェニファー・ロペスが戻ってくる。彼女をどうしても復帰させるために番組が用意したギャラは、「恐らくハンパではあるまい」と言われてきたが…!?
FOXの人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』は来年1月にシーズン13をスタートさせるが、シーズン12における審査員マライア・キャリーの仕事ぶりを「期待外れ」とした番組は、なんとしても過去のシーズンで大変な人気を集めたジェニファー・ロペス(44)をそこに復帰させようと必死になった。
8月上旬には「交渉成立まではあと一歩」と報じられていたが、このほどジェニロペの若い恋人キャスパー・スマートは芸能情報番組『E!News』の取材を受ける中で、彼女のアメアイ審査員復帰について尋ねられると、番組からの正式な発表があったものと勘違いして「うん、そうだよ」と認めてしまった。
ジェニロペとの交渉はかなり難航していたようだが、番組側も最後は実弾で勝負。やはり驚くような報酬金額を提示しなければならなかったのであろう。彼らが彼女に切った小切手の額が17.5ミリオンドル(約17億円)であったことを英紙『デイリー・メール』電子版が報じており、これは2012年の春、『Xファクター・USA』がブリトニー・スピアーズを口説き落とした15ミリオンドルよりも上である。
ところで25日にこちらで、シーズン13の審査員についてキース・アーバンが続投を決め、ジェニロペの復帰を恋人キャスパーが暴露し、数々のヒット曲を世に放ってきたスゴ腕プロデューサーのDr.Luke(ドクター・ルーク)との交渉が成立したことを芸能情報サイト『E!』が確認したとお伝えした。ところが残念なことにドクター・ルークの出番は結局ないもよう。両者の間に契約レーベルの問題が立ちはだかったようだ。
アメアイは「ユニバーサル・ミュージック・グループ」の傘下にあり、考えてみればキースやジェニロペも、そして先のシーズンの審査員を務めたマライア・キャリーやニッキー・ミナージュも皆「ユニバーサル」のアーティストである。ところがルークは2年ほど前から「ソニー・ミュージック」と契約中。惜しい話ではあるが、番組も建前としてライバルレーベルのアーティストを売り込むわけにはいくまい。残る審査員はあと2名。「ユニバーサル」系レーベルから探すということになるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)