“アメリカン・スイートハート”と呼ばれて皆に愛されている歌姫テイラー・スウィフトについて、「ココは真似しないように」という点があるとすれば安易に破局ソングを作ってしまうことか。だがもう一つ。意外にも彼女は汚い言葉を平気で使う女の子であったようだ。
25日夜、ニューヨークはブルックリンで盛大に開催された『MTV/ビデオ・ミュージック・アワード(VMA)』授賞式。今年も最高に飛ばして来た人気歌姫テイラー・スウィフトは、会場で親友のセレーナ・ゴメスと並んで座った。
『MTV/VMA』でのテイラーといえば2009年9月のこと、せっかく「最優秀女性アーティスト・ビデオ賞」に輝いたにもかかわらず、突然ステージに乱入したカニエ・ウェストによりマイクを奪われ、「受賞してよかったな。最後までスピーチさせてやるけれど覚えておけ。ビヨンセのビデオの方が最高だからな」などとまくしたてられ、悲劇のヒロインそのものであった。
ところがあれから4年、今回の同授賞式では彼女こそがひんしゅくを買っている。プレゼンターを務めるためにイギリスの人気ボーイバンド「ワン・ダイレクション(以下ID)」がステージに上がり、ゼイン・マリクが「ニューヨークのファンは最高だね」と挨拶すると、テイラーはセレーナに聞こえるようにこんな言葉を放ってしまった。
“Shut the f*ck up!(フン、黙れ。忌々しい!)”
しかしこの言葉には気まずいものを感じたのか、セレーナはニンマリと笑ってみせただけで同意はしていない。テイラーのそんなバッドガールな瞬間をビデオカメラで捉えていたのは、『mediaite.com』というメディア。その映像が公開されて話題になっているが、1Dのファンが不快感を示していることは言うまでもない。
短期の交際で自分のもとを去ってしまった1Dのメンバー、ハリー・スタイルズへの苛立ちがまだおさまらないのか。しかしゼイン・マリクの言葉に対してそんな卑語を放っているところをみると、これはもう“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”の世界。今のテイラーは1Dの全てを嫌っているのかもしれない。
ちなみに4年前にテイラーを攻撃して大ひんしゅくを買ったカニエは、最近キム・カーダシアンの母クリス・ジェンナーのトーク番組「Kris」に出演して「娘も生まれたし、これからは色々と善行をするつもりだよ。世の中の敵と言われるのはもうたくさん。だって俺のイメージといえばある授賞式に酔っ払って乱入し、受賞した女の子に噛みついたクレイジーな黒人ってところだからね」と話し、会場は大爆笑。そのような自虐ジョークを放つほどの余裕を見せている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)