「子供たちに精一杯の贅沢をさせてやりたい」と気張り、特注で敷地内にこしらえてもらった巨大なウォーターパーク。セレブの邸宅の中でも超5つ星と評価されてきた歌姫セリーヌ・ディオンのフロリダの豪邸が、なんと売りに出されてしまった。
映画『タイタニック』の名曲“My heart will go on(マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン)”を歌い、世界的な人気歌手となったセリーヌ・ディオン(45)。フロリダ州の最高級住宅地と称されるジュピター・アイランドに彼女が所有していた“至れり尽くせり”の豪邸が、約70億円で売りに出されていることが分かった。
目の前が北大西洋で後ろは森とその環境は本当に素晴らしい。ディオンは年齢の離れた音楽マネージャーの夫レネ・アンジェリ氏と共に2005年、5エーカーの土地を誇る中古物件を12億円ほどで購入して建物を撤去。あれこれと豪華な設備をそなえた豪邸を建て、当時9歳であった息子のためにと巨大なウォーターパークを特注でこしらえていた。
ベッドルームが13もある大豪邸となり、さらに2010年10月には双子も誕生。ディオンは「夢に描いていた幸せがすべて実現した」と喜んでいたが、流れるプールとスライダーが自慢というそのウォーターパークは近隣住民から「水のムダ」と叩かれていたのも事実。何百億円という資産を誇るディオンだけに維持が大変ということはないだろうが、水のある所では幼い子供から目を離せない上に、その肝心な子供たちがいつしか飽きてしまった可能性もある。
そのような中で分かったのは、2003年から産休や喉の不調をはさんでディオンがずっと続けて来た、ラスベガス「シーザーズ・パレス・ホテル・コロセウム」での『A New Day… Live in Las Vegas』ショーについて、なんと2019年まで契約が延長されたということ。相変わらず彼女の本拠地は灼熱のラスベガスということになり、そこから逃げ出したくなるのか、彼女は余暇を見つけては実家のあるカナダ・モントリオールに向かってしまうそうだ。
さて、フロリダ随一の超高級住宅地であるジュピター・アイランドにマイホームを構える夢を抱いている富裕層は多く、彼らは優良物件が売りに出ることを狙っている。だが70億円というそのお値段はウォータースライダーの分が高くなっているという事実に、「いずれ子供たちも飽きる。これさえなきゃ完璧なのに」との声もあがっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)