イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ベネディクト・カンバーバッチ、新作『クリムゾン・ピーク』からなぜか降板。

今、ノリに乗っている旬の俳優と言えば、イギリス出身のベネディクト・カンバーバッチ。世界が大注目という現在の彼は、出たかった映画から降板しなければならないほど多忙になってしまったようだ。

BBCのTVドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で主役のホームズを演じ、大ブレークとなったイギリスの俳優ベネディクト・カンバーバッチ。すでに37歳といささか遅咲きの感もあるが、由緒あるイギリスの舞台俳優として鳴らし、数々の輝かしい受賞歴がある実力派なだけに、人気ばかりかその実績も誇りであろう。その後ハリウッド映画でも『戦火の馬』、『裏切りのサーカス』という優れた作品に出演し、日本で現在公開中の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ではその悪役ぶりも大好評である。

そんなカンバーバッチは、2015年4月に全米公開が予定されているギレルモ・デル・トロ監督によるホラー映画の新作、『クリムゾン・ピーク(原題:Crimson Peak)』に出演する予定であった。本人も楽しみにしていると興奮気味に話していた中、急きょ彼の降板が決定したと『The Hollywood Reporter』誌が報じている。

原因は明らかにされていないが、恐らくはカンバーバッチが大変な売れっ子になってしまったことも一因であろう。年内に公開となる映画(いずれも原題、日本公開は未定のものも)は『August:Osage County』、『12 Years a Slave』、『The Fifth Estate』、『The Hobbit: The Desolation of Smaug』の4本で、2014~2015年にも同様のペースで撮影の仕事に追われるものと思われる。

映画プロデューサーでもあるデル・トロ監督は超多忙なカンバーバッチについて、彼らしさがもっと輝くような別の作品で改めて起用したがっているとの情報もある。久しぶりにホラー、サスペンス界を沸かせる怪物が登場し、今の彼なら何の作品に出演してもそれをヒットさせる力があるが、彼の体はひとつ。よりふさわしい作品を選んで出演するしかないのが現状であろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)