イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】「キムもカニエもラクして富を得たわけじゃない!」母クリス、大統領の発言に激怒。

キム・カーダシアンやカニエ・ウェストはラクして富をなした成功者なのか。米国のオバマ大統領がややイヤミを利かせて放った“アメリカンドリーム”発言が、キムの母クリス・ジェンナーをひどく怒らせてしまった。

アメリカの一般市民の目から見て、素晴らしい家族と資産に恵まれたキム・カーダシアンという女性はまさに人生の勝ち組。羨ましいと思わない人はいないであろう。それは汗して働いた結果の成功か、それとも生まれた時から幸運を約束されていたものか。

最近オバマ大統領は、著名ジャーナリストのデヴィッド・ブルーム氏とのインタビューで、中産階級より下の人々のアメリカンドリームに対する意識に関して以下のように発言していた。まずはそちらからご紹介したい。

「かつてのアメリカ人は雲の上のような人々に憧れるのではなく、教育や安定した仕事、マイホーム、家族などもっと身近なところで夢をつかもうとしたものです。でも今の貧困層や中産階級以下の人々は、自分たちには決してつかむことができないような富や成功にも強い憧れを抱いてしまうようです。」
「昔の子供たちはセレブの暮らしなんてものに関心を示さなかったのですが、文化が変わった今では、キム・カーダシアンがどんな服を着て、カニエ・ウェストがバケーションでどこに飛んだかなんてことが話題になってしまうのですからね。彼らのような人々をアメリカンドリーム、成功者だと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。」

9日、これに異議を唱えたのはキムの母クリス・ジェンナーであった。自身の新トーク番組『Kris』でクリスはそんな大統領について、「よく言うわよね。自分の友達だって大豪邸に暮らすような人々ばかりでしょ!?」と鼻息も荒く反論したのである。

「私は“夢は大きく持つ。よく働いて、そのお金で好きなものを手に入れる”。これを座右の銘として生きてきたの。カニエはバケーションに興味のない人だし、キムだってとても働き者。むしろ世界の若い女性の中で一番のハードワーカーだと言いたいくらいよ。」

遊んでいて富や成功を得たわけじゃないと主張するクリス。裕福な家庭に育ち、起業の苦労もそう知らないキムはともかく、カニエは最初から成功や富の味を知っていたわけではない仕事熱心な男。むしろ彼のことは、大統領も純粋に“アメリカンドリームの象徴ですね”と褒めてあげても良かった気がする。

ここで思い出されるのは2009年9月、テイラー・スウィフトのVMA授賞式をステージに乱入してブチ壊した件に触れ、「カニエはJackass(まぬけな奴)だ」というオフレコ発言がバレてしまったこと。大統領はおそらくリアリティ番組『Keeping Up with the Kardashians』が嫌いで、そしてどうしてもカニエ・ウェストという男を好きになれずにいるのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)