映画『ハリー・ポッター』シリーズの“ハーマイオニー・グレンジャー”役で大ブレイクした女優エマ・ワトソン(23)だが、意外なことに女優を辞めようと真剣に考えていた時期があったようだ。このたび『エンターテインメント・ウィークリー(Entertainment Weekly)』誌のインタビューに登場したエマの発言を、いくつかご紹介したい。
■『ハリー・ポッター』の子役イメージからの脱却が可能か騒がれたこと
「しばらくの間は、私自身も“他の役が演じられるのか?”っていう報道をそのまま受け入れている感じだった。」
「自分自身、すっかり無気力になってしまったのよ。それに人前に出るのが怖い気がしていたの。」
■引退への迷い
「ある教授にこんな風に言われたわ。演技はもうしない方が良いと思うってね。」
「私はそういう状況に必死に立ち向かっていたし、良い気分なんてしなかった。」
「役のイメージが固定したって言われることに嫌気がさしたわ。そういうイメージを持つ人が間違っているってことを、証明してやりたくなったの。」
「でも、そういう状況こそが自分にとってある意味刺激になったのよ。」
そしてエマは“ハーマイオニー・グレンジャー”とは違うキャラクターに次々と挑戦。今では子役時代のイメージも薄れ、すっかり成長した大人の女優として大活躍している。子役時代に成功するも“イメージ脱却”に失敗し、大人になる前に“過去の人”になってしまう役者も多い中、批判をバネに飛躍したエマは実に立派。今後も若手トップ女優として、映画界をけん引していくべき存在であることは言うまでもない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)