「すでに達観。外見はもはやホームレス」などと表現されることが多い、昨今のキアヌ・リーブス。イケメンハリウッド俳優らしさというものがまるで漂わない今の彼が、自分の容姿をようやく気にするようになった。フィットネスクラブに通い始めたのだ。
あれだけの大作であった映画『マトリックス』のシリーズ続編が、話こそ持ち上がってもプロジェクトの進行をみない。それもこれもキアヌ・リーブス(48)が汚くなってしまったからだと人々は噂する。そう、今のキアヌは良く言えば「あくまでも自然体、この若さですでに達観」。しかし悪く言えば「まるでホームレス。ハリウッドスターのオーラはどこに」、なのである。
最近ではそこに輪をかけるように激太り報道まで流れていた。顎のラインがハッキリしなくなり、贅肉がついてお腹がポコン。そんな写真は、『スピード』や『マトリックス』シリーズのキアヌにシビレたという女性ファンたちをひどく失望させたものである。
しかしセンシティブかつ飄々とした雰囲気を漂わせるキアヌという男は、悪玉を演じることなど恐らくは無理であろう。このままでは新しい仕事など入ってこないのではと人々が心配する中、ウェストハリウッドで7月27日午前、キアヌはなんとあるジムから汗をぬぐいながら出てきた。
スポーツ好きが集まる中でキアヌのこのヒゲ面、ボロボロのズボンは周囲にどのような印象を与えたであろう。それだけは少し心配だが、人の目など気にしている場合ではない。新作映画の撮影の仕事が、“ボディを引き締めた”キアヌを待っている。『インターネット・ムービー・データベース(imdb.com)』が提供している情報によれば、ブライアン・カーク監督がメガホンをとり、女優リース・ウィザースプーンとの共演となるSFアドベンチャー映画『Passengers(原題)』の制作が決定したのだ。
ちなみに『忠臣蔵』をモチーフにし、キアヌがハーフのサムライを演じて真田広之や菊地凛子と共演する『47RONIN』は、プロジェクトの完成までにかなり長い時間がかかっていたが、このほどついに予告編がリリースされた。今年12月からまずは欧米各地で公開となるが、こちらが舞台ということもあって日本のファンの期待は大変高いものがありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)