メインキャストのコリー・モンティスを失ってしまった『glee』だが、支えてくれているファンをこれ以上悲しませてはならないことも事実。キャンセルの懸念すらあった9月放送開始のシーズン5だが、番組クリエイターが気になるリア・ミシェルの最新の様子をついに語ってくれた。
当初より1週間遅れの9月26日に放送が開始となるFOXの人気番組『glee』シーズン5。“フィン”を演じてきた俳優コリー・モンティスが13日に急逝したこと、彼と私生活でも恋人であった“レイチェル”役のリア・ミシェルがかなり動揺していることから、撮影の難航が予想されている。
しかしリアは本当にプロフェッショナル。コリー同様にこの番組を心から愛してきたひとりの女優として、ファンのためにもコリーのためにも頑張ると心に決めたもよう。番組クリエイターのライアン・マーフィーが沈黙を破って20日にメディアの前に現れ、コリーとの思い出やリアの現在の様子、そしてシーズン4の終盤で母校合唱部の指導を引き受けた“フィン”の今後の扱いについて語った。
「若者のこのような死には本当にショッキングで辛いものがあります。コリーは私に“クリーンになれるよう頑張っている”と話してくれたこともありましたから。でもドラッグを断つことは本当に難しかったんでしょう。コリーとは6月に会ったのが最後です。本人はクリーンだと言っていましたが、何か調子が狂っているなと感じました。」
「シーズン5の最初の2エピソードはビートルズのトリビュートとなり、“フィン”はエピソード3に登場することになるでしょう。恐らく“死”として扱われると思います。この件についてはリアにも相談し、彼女の意思をとにかく最優先にしたいと伝えたところ、“撮影が始まったら私もすぐに仕事に戻ります”と言ってくれました。」
脚本の詳細については週明けに会議で決まるもようだが、マーフィーは「コリーを心から愛してきた私たち全員、今は彼をよりよい姿にしてこの番組から送り出してあげたいという思いでいっぱいです」と語り、チームが一丸となって前を向いて歩き始めた様子を語っている。『glee』は大変な視聴率を誇る番組だが、ファンでなくとも涙なしでは見ることが出来ないエピソードになってしまいそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)