イイ年齢でありながら「ハリウッドのお騒がせ俳優」などと呼ばれるくらいであれば、もう人と関わるのは面倒くさくなった!?　アレック・ボールドウィンが「家で静かに過ごす人生を送りたくなった。仕事ももう辞めたい」と発言して関係者をびっくりさせている。

コメディドラマ『30 ROCK/サーティー・ロック』が人気のアレック・ボールドウィン（55）が、新聞記者に対する暴力的なツイートが元でバッシングを浴び、Twitterをやめてしまったことを先にお伝えした。だがやめたいものがもうひとつあったようだ。若い妻ヒラリアさんが現在身重という彼はこのほど『Vanity Fair』誌とのインタビューに応じたが、そこでは完全なる家庭人を宣言しており、仕事への意欲を失ってしまったことを漏らしている。

■意外なもののコレクター
「旅行用のアラームクロックが大好きで集めている。1994年にフランスのフリーマーケットで、8日間の旅行用っていうジャガー・ルクルト（Jaeger-LeCoultre＝スイスの高級時計）製の手巻き式折り畳み時計に出会ってからなんだ。実に美しい逸品だよ。」

■Twitterの再開予定は？
「ノー。ネヴァーだね。先日ジェームズ・ギャンドルフィーニの葬式（6月19日に心臓発作で急逝・享年51）に出て知ったよ。彼はTwitterをやっていなかったらしいんだ。誰からも愛されるすごくいい人物だったけれど、SNSは私生活を他人に公開するようでイヤだと言っていたらしいね。勉強になったよ。」
「確かに楽しいと思う時もあったけれど、だんだん飽きてきた。あれは時間の無駄だったかも。しかも楽しいやりとりの中にふとした裂け目が生じることがあると、人はそこを突っついてくる。Twitterでボコボコに叩かれて殺されたくなかったら鎧で完全防御するしかないな。」

■引退の時期を考えたりする？
「今の俺は、クラシック音楽を聴きながら家で静かに過ごすことが好きな人間なんだよ。ああ、すごく引退したいね。うん、この仕事を辞められたら毎日はきっと天国だ。でも他に何かやることを見つけてからかな。」
「間もなく娘が産まれるけれど、俺としてはこうなることが夢だね。7歳か8歳になってうちに友達を連れて来るんだ。娘は僕に向かって“ダディが昔テレビに出ていたってこの子が言うの。それ本当なの？”と尋ねるわけ。ダディの意外な過去を知って娘は超ビックリ。これ最高だろう？」

■次こそゼッタイに良い父親になりたい！
「アイルランドとの間に起きたあの過ちについては、あれだけひどく騒がれたから皆も知っているだろう？　まさに苦痛に満ちた日々だったね。2人目の子では絶対に同じ失敗を繰り返したくないと思っているよ。」

ご存じの方も多いかと思うが2007年春、当時11歳だった娘アイルランドちゃん（破局した前妻キム・ベイシンガーが養育）に、「礼儀知らずの無神経なチビ豚！」と怒鳴りつけるボールドウィンのボイスメールが暴露されて大変な騒動に。落ち着いた優しい紳士というイメージは崩れ、父親としても大変なバッシングを受けたボールドウィンであった。久しぶりに小さな赤ちゃんを抱き、彼の人間性に大きな変化が現れ、そこで“暴れん坊俳優”の汚名を返上できれば何よりである。ちなみにアイルランドちゃんは美しく成長し、17歳にしてモデルエージェンシーと契約。この子はパパを見返すつもりで頑張るものと期待が集まっている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）