ご存じ世界の超人気アイドルグループである「ワン・ダイレクション」。彼らが口をそろえて「等身大の、自然体の自分を見失いたくない」と最新インタビューで語った。ただし人気についての受け止め方だけは、メンバー間で少しばかり温度差があるようだ。
「ワン・ダイレクション(One Direction 以下1D)」のメンバーが、このほどモデルのロージー・ハンティントン・ホワイトレイとともに人気誌『Glamour』最新号の表紙をゴキゲンに飾った。その特集インタビューでは「人気のために私生活が犠牲になっている」と辛い本音を語る者も。興味深いところを抜粋でお伝えしてみたい。
■従来のボーイバンドの枠に収まりたくない
「僕たちは今までのありきたりなボーイバンドのようにはなりたくない。踊れと言われてもイヤだね。ただ5人でバンドを組んでいる、それで十分だろう?」(ゼイン・マリク)
「僕たちは堂々とダンスなんて踊れませんって言ってきたよね。まあちょっと怠慢な感じもするかな。でも普通の若者ってそんなもんだと思うけどね。」(リアム・ペイン)
■イイコのふりはしたくない
「完璧な人間なんていやしない。1Dのいいところは、“僕はイイコです”みたいに振る舞うメンバーが一人もいないことさ。」(リアム・ペイン)
「そう、自然体だよ。それにグループ活動ではメンバー間に誤解があってはならないよね。結成の時からそれぞれがありのままの自分をさらけ出すことが大事だと思う。」(ハリー・スタイルズ)
■自分たちの持つ影響力には驚くばかり
「ファンの子たちって、僕たちの発言のひとつひとつにすごく影響されちゃうんだよね。例えば僕が“今こんな物にハマッてるんだ”とゴミみたいな物を1つ挙げたとしたら、それを知った1000万人の子が一気にそれに興味を持ってしまう。想像するだけで恐ろしくなるよ。」(リアム・ペイン)
■私生活を犠牲にしていることについて
「皆がインターネットで僕の元のガールフレンド(ダンサーのダニエラ・ピーザー)に酷いことをあれこれ書いたよね。あれで僕は、この状況だと女の子と付き合うのがいかに難しいかを悟ったよ。」(リアム・ペイン)
「パパラッチはうざいし、タブロイド紙はあることないこと全て書き立てる。僕はもう丸裸にされている気分だよ。」(ハリー・スタイルズ)
「でも人気のために特別大きな犠牲を払っているとは僕は感じないな。だって皆この仕事がしたかったんだろ? 夢が叶ったんだし文句なんてないよ。」(ナイル・ホーラン)
ちなみにこちらの写真は、5月19日にイタリア・ミラノで撮影されたゼインである。同じく『Xファクター・UK』出身のガールズグループ、「Little Mix(リトル・ミックス)」のペリー・エドワーズと交際中である彼は、ファンがこれを見て大騒ぎしようがお構いナシ。彼女の手をしっかりとつないで滞在ホテルと会場を行き来してしまう。またルイ・トムリンソンが恋愛の難しさについて言及していないのは、大学生モデルのエレノア・カルダーさんとの交際がいたって順調だからか。
『Xファクター・UK 』シーズン7のボーイズ部門に“ソロ”になるつもりで挑戦したものの、サイモン・コーウェルの指導の下グループとして売り出したら大当たりとなった1D。『Glamour』誌の表紙を飾った素晴らしい笑顔を見る限り、一時期伝えられていたような不協和音とはまったく無縁といった感じである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)