古今東西を問わずだが、一旦セクシー路線でアピールするようになった女性歌手は残念ながらそのまま進むしかない。もう誰にも止められないのだ。最近ではマイリー・サイラスがまさにその状況にあるが、思わずそこに口をはさんでしまったのは婚約者のリアム・ヘムズワースであった。
この春、MAXIM誌の“最もセクシーな女性”に選ばれていたマイリー・サイラス。すっかり気をよくして、まだ20歳だというのに肌を思い切り露出させたコスチュームで腰を振り、舌なめずりをし、扇情的な表情でカメラの前でポーズを取るのが習慣のようになってしまった。映画『ラスト・ソング』で共演した頃のマイリーはもっと純情な雰囲気であっただけに、婚約者リアム・ヘムズワースもさぞかし困惑しているはずだ。
このほどリリースされたニューシングル“We Can’t Stop”のビデオ。そこでのマイリーには、リアーナが20歳であった頃よりはるかにイヤらしいと苦笑するものがあるが、ついにリアムもキレてしまったもよう。「ああいうイメージはまったく好きになれない」とマイリーを非難し、カップルは大喧嘩となったことを芸能情報サイト『Hollywood Life』が伝えている。
マイリーの方が収入も人気も断然上で、スタジオシティの豪邸に暮らせるのもマイリーのお陰というカップルではあるが、それはそれ、リアムは男として単純に面白くなかったのであろう。彼の嫉妬心にマイリーは「役者だって様々な仕事に挑戦し、変化しながらキャリアを築いていくもの。私だってそれは同じよ」と反論。そして喧嘩はマイリーが「今後はセクシー路線をトーンダウンさせるわ」と約束してお開きになったそうだ。これはもうリアムへの変わらぬ愛情ゆえであろう。
だがこれをめでたし、めでたしと言うのは早い。ハリウッドで生きようとする者は、キャリアアップに口をはさむ人間をたとえ親でも許してはならず、これまでにも本当に多くのハリウッドカップルがこの手の会話、つまり男の嫉妬によって壊れて来た。マイリーに露出を我慢させてリアムは満足だろうが、それで円満な関係に戻れたと勘違いしてはならないのだ。
ちなみに“We Can’t…”のビデオがリリースされた時、「リアムがこれに黙っていられると言うのであれば、その恋はホンモノなのか、むしろそちらを疑いたくなる」という声が続出した。そう、リアムが激怒するのはその恋が計算ずくめのものではないという証拠。「怒ってくれるうちが花」という言葉をどうかマイリーも忘れずに…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)