『ブラック・スワン』でアカデミー賞に輝き、すでに監督やプロデューサーとしても活躍しているハリウッド女優のナタリー・ポートマンが、新作ロケ現場でヒステリーを炸裂させ周囲をげんなりさせているという。
振付師の夫ベンジャミン・ミルピエ氏との間に長男アレフ君を出産し、その育児も一段落して仕事に復帰したナタリー・ポートマン(32)。さすがに売れっ子、今年から来年にかけて公開される映画は5本もあり、そのうち3本はすでにクランクアップとなり、現在の彼女は『Jane Got a Gun(原題)』の撮影に臨んでいる。
ところが、IQが高いとつい様々なことに敏感に気づきすぎるのか、「デキの悪いこの人たちに私がしっかりと指導してあげなければ」と考えてしまうのであろう。ハーバード大卒の才色兼備で知られるポートマンが、そのロケ現場でイライラを炸裂させるため、気分よく撮影が進んでいないという情報が『Star』誌に飛び込んだもようだ。
「決まりかけた話も必ず彼女の“待った”が入り、しかもそれによって方向性がオカシクなってしまうんです。内部では良い作品にする自信がないといった声も出始めていますよ。」
「彼女は完璧主義者。細かい部分にも神経を尖らせるタイプですから、気に食わないことがあればめちゃくちゃに酷評します。ああしろこうしろと演技指導も徹底的だし、相手が照明、音声、監督誰であろうと容赦なし。泣いたって謝ることもしませんよ。」
その人物は、ポートマンを怒らせている原因はキャスティングにあると話す。ポートマンが主役の“ジェーン・ハモンド”を演じる以外、女優の出番がきわめて少ないというこの映画。彼女の脇を固めるのはロドリゴ・サントロ(37)、ユアン・マクレガー(42)、ジョエル・エドガートン(39)ほか多数の男優たちである。
色気のある彼らが引き立ててくれる、そのどこに文句があるの?という感じだが、それこそが彼女の悩みの種。“ナタリー・ポートマンを引き立てる”つもりでいてもらっては困ると怒っているという。マイケル・ファスベンダー、ジュード・ロウ、ブラッドレイ・クーパーなどに揃いもそろって出演を断られた経緯もあり、今の彼女は「Aリストの男優がいない」と嘆いてばかりだそうだ。
だがモノは考えようである。低予算で製作した映画を大ヒットさせたら、「この顔ぶれでここまでスゴイ作品を仕上げるとは、恐るべしナタリー・ポートマン!」と人々は唸るはず。大変な儲けに皆で楽しく祝杯をあげればよいではないか。そう心を切り替えて頑張って頂きたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)