先月、解熱鎮痛剤を大量に飲み手首を深く切りつけてしまったパリス・ジャクソンちゃん（15）。今もなお心の治療を続けているが、今後は同じような悩みを持ったティーンが身を寄せる寄宿学校に入る可能性を指摘されている。母や祖母も心配しているその心の状態は、安定を取り戻しつつあるのだろうか。

故マイケル・ジャクソンの遺児パリス・ジャクソンちゃんの自殺未遂から1か月以上が経つが、母デビー・ロウさん、そして祖母キャサリン・ジャクソンさんは「心の傷が癒えるのはまだまだ先」と考えているようだ。

デビーさんとキャサリンさんは「今後どうやってパリスちゃんをネットやSNSから守ればいいのか」を必死に考えているという。ネット上での残酷すぎる誹謗中傷に苦しんでいたパリスちゃんだが、英紙『The Sun』によるとデビーさんとキャサリンさんは「酷い言葉を目にすればパリスが再び同じような問題を起こす」と懸念しているらしい。

そのような中、デビーさんとキャサリンさんはユタ州にある「Diamond Ranch Academy」への入学がパリスちゃんにとってはベストと考えている可能性がある。同紙によるとこの施設では心に問題を抱えたティーンが多く勉強しているとのこと。しかしながらパリスちゃんがすぐに入学するのは難しいといい、セキュリティの完備など整えるべき準備にも時間がかかりそうだ。

とはいえ、これらはデビーさんとキャサリンさんから正式に発表された情報ではない。心の治療が必要という見方は濃厚だが、今後の行き先、治療方針については担当医師やパリスちゃんも含めて検討中の段階にあるはずだ。だがこの施設では「鬱や癒えぬ悲しみの対処法」について専門家から指導が受けられるとのこと。また一般の高校教育も受けられるほか、同じような心の苦しみや葛藤と闘う同世代の子供たちと関われるという意味で、パリスちゃんの関係者が候補として考えていたとしても不思議ではない。

あの衝撃的な自殺未遂から約1か月。深く切りつけた手首の傷は治りつつあるかもしれないが、問題は目には見えぬパリスちゃんの心の傷だ。それがきちんと癒えるよう、そしてパリスちゃんが二度と死に魅せられ自殺を試みることのないよう、周囲の大人たちは懸命に最善策を考え努力を続けている。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）