故マイケル・ジャクソン(享年50)の死をめぐる裁判の中で、マイケルと子供たちの深い愛情が垣間見られるメモ書きが公開された。
2009年6月25日、麻酔薬プロポフォールを投与され急性中毒症状により死亡したマイケル・ジャクソン。その死の責任はロンドン・カムバック公演の企画会社「AEG Live社(以下AEG)」にあるとしマイケルの母親らが裁判を起こしているが、その中でマイケルの手書きのメモが陪審員に示されたという。白い紙に黒いペンで書かれたメモは、以下のような内容であった。
「僕の6歳の息子ブランケットの言葉。“パパの好きな文字はなあに? 僕の好きな文字はGod(神様)のG、それとDaddy(ダディ)のDなの”」
またこの裁判では幼かったパリスちゃん(15)がマイケルに書いたという、以下のような手紙も披露された。
「大好きなダディへ。ダディのことが大好き、お休みのハグをしてもらえて、すごくうれしいの。ゆっくり寝てね。大好き。おやすみなさい。また明日ね! たくさんの愛をこめて。パリス・ジャクソンより」
深い愛と絆で結ばれていた父と子供たちの突然の別れ。それを乗り越えられぬまま思春期を迎えたパリスちゃんは、ティーンならではの悩みにも苦しみ、ついには自殺を試みてしまった。体の傷は癒えたというが、その心の傷は深いまま。長男プリンス君(16)、次男ブランケット君、そして元妻を含む大勢の関係者や家族もまた、今もその死を悼み葛藤しているという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)