米TVシリーズ『glee/グリー』の人気俳優コリー・モンティスがわずか31歳にして急逝し業界に激震が走る中、友人であったという男性がコリーを偲び、その優しさを物語るエピソードを披露してくれた。
「素晴らしい俳優、そして歌手だった。」
我々ファンの多くはそうコリー・モンティスを偲んでいるが、実生活でも近い間柄にあった人たちは「なんて良い人だったんだろう」とその優しい人柄を懐かしんでいる。コリーの友人ブルック(Brook Lander Shurtz)さんは、『E!News』にこのように語ったばかりだ。
「コリーは、親切で無私無欲な人間。人に与えることを厭わない誠実な男でした。」
そんなコリーのあるエピソードを、ブルックさんはこのように振り返っている。
「コネチカットのある幼い女の子がコリーに連絡してきたことがあるんです。その子は末期患者でね。『glee』のセットに来たがっていたんです。」
この少女の夢を叶えようと、コリーは早速「ぜひLAに!」と少女を招待したという。だが…。
「残念なことに、病気のせいで少女は飛行機に乗れなかったんです。だからコリーは東海岸を訪問した際に彼女と会えるよう手はずを整えて、彼女をとても喜ばせたんですよ。」
ちなみにこの件につき、コリー本人は過去にこのように語っていた。
「大変な状況にある人を微笑ませてあげること。それより大事なことってあるかい? それができるなんて、ビックリしちゃうよ。自分は本当に恵まれているなと思う。」
世界的な有名人になりながらも、腰が低く謙虚だったというコリー。とても短い人生ではあったが、彼は多くの友人や家族に愛され、そして人を愛して散って逝った。薬物依存に苦しむなどし決して“穏やかな人生”ではなかったものの、その明るく前向きな生き様は多くの若者に勇気と希望を与えたはずだ。
「コリー、ありがとう。You will always be loved and remembered.(ずっと忘れない、愛してる。)」
多くのファンは亡きコリーに対し、FacebookなどSNSを通じ、そうメッセージを送り続けている。
コリーの検視解剖は先ほど終了し、現地時間16日火曜日には全ての結果が出そろう見込みという。コリーのご冥福をお祈りしたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)