降りしきる雨の中、17日、東京・六本木にて映画『ローン・レンジャー』のジャパンプレミアが行われた。総勢ファン2,000人、テレビカメラ110台、スチールカメラと記者105人が集結し、トップスターの出番を待ちわびた。遅れること40分。主人公ローン・レンジャーを演じるアーミー・ハマー、ゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏、そして成田空港到着時には3歳の女の子からキスで出迎えを受けたジョニー・デップがレッドカーペットに現れると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。
アーミー・ハマーはモデルのスタイル抜群で美人の妻、エリザベス・チェンバースと、またジェリー・ブラッカイマーも妻とともに仲睦まじくレッドカーペットを歩いた。舞台挨拶では、アーミーが話す番になるとジョニーとゴア監督がふたりでアーミーにマイクをつきつけてみたり、ジョニーがアーミーの手をとってみたりと仲の良さが伝わってきた。ジョニーは映画の見どころについて「パイレーツ・オブ・カリビアンを楽しめたならば、この映画も絶対に楽しめると思う。クレイジーで楽しく大きなアクション、コメディでもある。強いメッセージが含まれた映画で、またそれだけではなく見たことのないような冒険や楽しさが溢れた映画になっている。非常に誇りをもっているこの作品を届けることができ嬉しく思っている。」と熱く語った。
ジャパンプレミアに先駆けて同日行われた記者会見では、約500人の報道陣が集まり、ジョニーやアーミーのユーモアたっぷりのトークに会場は沸きに沸いた。ジョニーがアーミーにしたアドバイスの中には、「太陽を直接見てはいけない」「トイレの際には前から後ろに拭く」などもあったというから、どうやら大変楽しい撮影現場だったようだ。また、ジョニーはカッコよさの秘訣として、「カッコよくなるためにはカッコ悪くなれ(クールになるためにはアンクールになれ)」とそのコツを伝授。会見では穴が開いて破れた帽子をかぶっていたが、「僕は27年間もホームレスみたいな恰好をしている。世間体や自分に関するニュースは無視するようにしている」と自分が良いと思ったことは周囲を気にせずに実行するというポリシーを明かした。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のチーム、ジョニー・デップ、ゴア・ヴァービンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマー氏が再集結したアクション大作。少年時代の忌まわしい事件の復讐に燃える悪霊ハンターのトント。自らの悲願を果たすため、瀕死のジョンを聖なる力で甦らせる。法に基づく正義派のジョンと復讐のために手段を選ばないトントが対立。だが愛する者を奪われたジョンは、愛馬シルバーとマスクが特徴のヒーロー、ローン・レンジャーとなり、トントとともに巨漢に立ち向かう。会見でゴア・ヴァービンスキー監督は、善人のヒーローがなぜマスクをつけて顔を隠さないといけないのかを問う作品だとも語っていた。
映画『ローン・レンジャー』 8月2日(金)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー
公式サイト http://www.disney.co.jp/loneranger/home.html
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)