自殺未遂に終わったとはいえ、大量の解熱鎮痛剤を飲んで手首を切るような多感すぎる15歳の少女は、家族の手にはもう負えない!? 故マイケル・ジャクソンの遺児パリスちゃんについて、ジャクソン家には「ここに戻られても大変」という声が出ている様子だ。
5日未明に自殺未遂を起こしたパリス・ジャクソンちゃんは今、何の因果か4年前に最愛の父マイケルが心肺停止状態で救急搬送され、臨終が確認された「UCLA医療センター」に入院している。彼女はそこで自殺再発防止のための集中療法を受けているが、退院後はどこでどう暮らせばよいのか、血のつながりや親権、養育権の問題があるため家庭内の事情は複雑。この件について、ジャクソン家の人々に親しい人物は芸能情報サイト『E!Online』にこう語っている。
「パリスは長いことうつ症状を訴えていたため、実はここ1年ほど定期的に精神科に通っていたのです。彼女にとって重要なのはベストな場所で暮らすということ。それがすべての鍵を握るらしいです。」
「パリスは15歳ですから本来なら夏休みを楽しんでいるところなのですが、家族の中には“ふさわしい施設に入り、そこで滞在してくれる方がありがたい”といった声も出ているようです。」
自殺を図るという大胆な行動に出た15歳の多感な少女を再び受け入れる態勢がまだ整っていない、そんな空気が流れているというジャクソン家。確かにキャサリンさんをはじめとする家族は今、マイケルの薬物中毒死における責任の所在をめぐる超大型裁判で多忙。またパリスちゃんとおじ、おば数人の関係は昨年から良好とは言えないものになっている。
そして、英メディアとのインタビューで「マイケルとは偽装の夫婦関係で、赤ちゃんが欲しかった彼の望みを叶えてあげただけ。金銭と引き換えに子供たちの親権を放棄した」と認めていた実母デビー・ロウさん。高額な養育費を仕送りする必要もあってか、彼女に再びパリスちゃんの身を任せることにジャクソン家の人々は猛反対とも報じられている。だが現在の両者にはそんな悪感情はないそうだ。
「デビーはパリスの病室を度々訪れているし、祖母のキャサリンとも毎日連絡を取り、パリスのその時々の状況を伝えあっているようです。」
「デビーの牧場で大好きな動物に囲まれながらノーマルに暮らす、それがパリスにとって一番ということくらい誰も理解していますよ」とその人物。ただしデビーさんは、パリスちゃんが兄プリンス君(16)や弟ブランケット君(11)ととても仲が良く、最愛の父マイケルを失った悲しみを共に乗り越えてきたきょうだいだけに、それを引き裂くことはしたくない様子だ。パリスちゃんがどこでどう過ごせば幸せなのか、「今後」と言わず、まずは「この夏」から。時間をかけその時々で少しずつ問題を解決していくしかなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)