故マイケル・ジャクソンの長女パリス・ジャクソンちゃんは、6日にロサンゼルスで行われたマリリン・マンソンのコンサートにどうしても行きたかった。家族にそれを禁じられ、絶望的な気持ちで自殺を図ったとも伝えられている中、そのマンソンがとんでもないパフォーマンスを行い、物議を醸している。
故マイケル・ジャクソンの長女パリス・ジャクソンちゃん(15)が5日未明に自殺未遂を起こした件について、その数時間前である4日夜、パリスちゃんと家族の間でマリリン・マンソンのコンサートをめぐる大喧嘩が繰り広げられていたことが分かっている。
そのコンサートとは、6日にロサンゼルスの「ギブソン・アンフィシアター」で開催されたマリリン・マンソンとアリス・クーパーによる『Masters of Madness 2013 Tour』のLA公演。ゴス傾向を強めていたパリスちゃんにとってマンソンは憧れの存在、どうしても行きたかったのであろう。しかし木曜日の夜であるため家族は大反対。楽しみにしていたコンサートを禁じられ、怒りに任せて解熱鎮痛剤を20錠も飲んでしまったとも伝えられている。
このことがメディアで大きく取り上げられると、マンソンはすかさず反応をみせた。芸能情報サイト『TMZ』を通じて「早く良くなるよう祈っている。俺のショーに来たくなったらいつでも言ってくれ。ゲストリストに名前を載せておくから」と、マンソンはパリスちゃんに愛情のメッセージを送っている。
そして迎えた6日夜のコンサート。「パリス・ジャクソンちゃんに捧げたい」と添え、社会に反抗する10代の精神を歌った“Disposable Teens”という曲を熱唱したマンソン。彼はその後、マイクに取り付けてあった刃渡り数十センチのナイフを握り締め、自分の左手首の近くにその刃を当ててしまった。
以前から危険なパフォーマンスは数々行ってきたマンソンだが、パリスちゃんの自殺未遂に自分のコンサートが大きく関係していることが分かり、パリスちゃんの回復を祈りたいとメッセージと曲を彼女に捧げた後である。彼は常に破天荒、狂気のロックンローラーとして名を馳せてはいるが、「今回ばかりは大人のマンソンがそれをやってはダメでしょう」という意見が続出している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)