先日、解熱鎮痛剤を大量に飲み手首を切ってしまった、故マイケル・ジャクソン(享年50)の遺児パリス・ジャクソンちゃん(15)。そんなパリスちゃんはネット上のイジメ、父マイケルの性的虐待疑惑などに大変なストレスを感じていたとみられているが、同じくセレブ家庭出身のアイルランド・ボールドウィン(17)は“苦しい経験”を乗り越えた先輩として、パリスちゃんに深い理解を示している。
新進モデルのアイルランド・ボールドウィンは、人気俳優アレック・ボールドウィン(55)と女優キム・ベイシンガー(59)の間に生まれた生粋のセレブキッズだ。だが両親はスッタモンダを経て離婚。また本人も大柄な体格ゆえにバッシングを受け、深く悩み苦しんだことも告白していた。
そんなアイルランドがこのたびエンタメ情報番組『Entertainment Tonight』の取材に応じて、自殺未遂を起こしてしまったパリス・ジャクソンちゃんについての思いを以下のように語っている。
「パリスちゃんは、本当にゴージャスな女の子だと思う。私がこれまで見た中でも、あの年齢の中ではダントツね。だから、あんな経験(自殺未遂)をしたと知って悲しいの。私たちはTwitterでひどくネガティブな発言を放たれてしまうわ。本当に酷いことを言う人だっている。でも、気にしては駄目。パリスちゃんを応援している人は、たくさんいるんだから。」
「みんな、時にはイジメられたりもする。私にもそういう経験があるわ。“私自身やこの外見についてアレコレ言っている人もいるけど、それぞれ違う意見があって当然”。そんな風に思えるようになるには、時間もかかるし大人にならなきゃいけない。一番良いのは、そんな意見はシャットアウトすることよ。」
パリスちゃんのTwitterには、「死ね、このレズビアン!」、「ほんと性格悪そう。そんなだからパパに死なれちゃうんだよ、ブス!」などという、酷い言葉がいくつも書き込まれていたことが分かっている。一方のアイルランドも「デブ」、「ブサイク」などと書かれ、さらには父アレックのスキャンダルについて暴言を吐かれたことも一度や二度ではないそうだ。
これら嫌がらせ行為が、パリスちゃんの自殺未遂の要因となったのかは明らかになっていない。しかし15歳の少女にとって、こういった罵詈雑言が耐え難いものだったことは想像に難くない。似た環境で育ち、同じ苦しみを味わったからこそ出たアイルランドのアドバイスが、パリスちゃんに届いていると良いのだが…。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)