過去にはリハビリ施設に入るなどし、精神的に不安定な時期もあったというデミ・ロヴァート(20)。そんな彼女がこのたび人気誌インタビューに応じて、「過去の自分は良い子のフリをしていただけ」、「実は荒れ放題だった」と赤裸々に語った。
2010年にリハビリ施設に入り、各メディアに大きく報じられたデミ・ロヴァート。自傷癖、摂食障害、双極性障害など多くの問題を抱えていたことが分かっているが、それ以前は「良い子」を演じているだけの不良娘だったとデミは言う。このたびカナダの『FASHION』誌よりインタビューを受けたデミは、その当時を以下のように振り返っている。
「過去の私は自分の生き方を偽っていたの。」
「日中は“模範(role model)”のように振る舞っていたのよ。でも夜にはワイルドに一転していたというわけ。」
こう語るデミは、かつてはいじめに遭うなどずいぶんと辛い思いもしたという。
「いじめっこたちに言われたことは全部覚えている。私を傷つけ、自尊心をダメにする言葉の数々だった。私が同世代の女の子たちを見る目にかなり影響を及ぼしたわね。昔は彼女たちのことが怖かったわ。」
しかしそういう経験を克服したことで、「ずいぶんと強くより良い人間になれた」ともデミは語っている。
子供時代にデビューして以来、精神的な安定を欠き辛い時期を経験したデミ。だがリハビリ施設での暮らしを経験し、自らの抱える問題を公表することで多くの人々に勇気を与え続けてきた。またデミは父を亡くして間が無いにもかかわらず、今後スカラシップ・プログラムを展開し精神疾患に苦しむ人々を援助する意向だという。数々の問題を抱えていたデミだが、それらをひとつずつ克服することで強く賢明になった今の姿は、まぎれもなく「role model」である。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)