俳優チャニング・テイタム(33)が、このたび人気誌『Vanity Fair』最新号に登場。自身の育った環境、学習障害、また“渦中のスーパースター”として世間を騒がせているジャスティン・ビーバー(19)についての思いなどを赤裸々に語っている。その発言のいくつかをご紹介したい。
■チャニング・テイタムを育て上げた両親とは?
「完璧な両親ではなかったね。だけど完璧な親がいる奴なんて、俺は知らない。」
「俺は子供にとって良い友達のような存在になってあげたい。“同じ失敗をしないでほしい!”なんて考え方は変えたいね。俺の父親は子供時代に貧乏で、教育もあまり受けていない。だから自分に無かったものを押し付けてきたけど、俺はそんなことは望んでいなかった。」
■チャニングの抱える学習障害
「手元に脚本があったら、俺は他の俳優より5倍の時間をかけてそれを読む。でも読んだあとは、全部の内容について話ができるよ。」
「(学習障害のせいで)薬が必要な人も確かにいる。でも俺には薬が必要ではなかった。薬を飲んでいたときのほうが成績は良かったけど、ゾンビみたいになったんだ。止められなくなるからね。」
「(学習障害の薬は)ドラッグのようなもの。飲めば飲むだけ、効果も薄れていく。」
「効果が薄れると、もっと悩みが大きくなった。ひどいウツ状態も経験したね。だからなぜ自殺に走る子がいるのか、俺には理解できる。魂が無くなった気分になるんだ。自分の子供には、あんな経験は絶対にさせないね。」
■渦中のジャスティン・ビーバーについて
「ビーバーのことを、俺は心配しているんだ。」
「あの子はスゴイ才能がある。若い子ならではの転落を経験しなければいいけどね。とにかく求められもしないのに責任感を持つなんて、難しいことさ。」
「そもそも俺たちは、自分のことを自分でするようには求められない。コーヒーまで持ってきてもらえるし、“食べ物はいりますか? 持ってきますよ”なんて言われるんだ。」
子育て論、学習障害、さらにはスキャンダル続きのジャスティンについてまで、その思いを語ってくれたチャニング。トップスターになるまでには多くの苦労を経験したチャニングだが、それだけに共感を持つファンが多いのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)