振付師として活躍している男性が今月上旬、「実は少年時代にマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けた」と主張し、損害賠償を求める訴えを起こした。裁判は2005年に結審しており、「どうせお金欲しさだろう」との批判の声が多い中、ネバーランドで家政婦をしていた女性がこのほど改めて振付師を擁護する発言を放ち、遺族や関係者を狼狽させている。
このほど「7歳から14歳までの間、マイケル・ジャクソンから性的虐待を受けた」と主張し、マイケルの遺産を管理する「マイケル・ジャクソン・エステート」に損害賠償を求めたいと訴えたのは、ウェイド・ロブソン(30)という有名な振付師である。
2003年に児童性的虐待疑惑により逮捕されたマイケルについて、2005年には法廷で「いかがわしいことは何もされていません」と彼の無実を証言したロブソン。だがその理由についてロブソンは今、「他言したら刑務所に入れられると脅され、長年トラウマになっていた」と説明している。
ロブソンには「何を今さら。お金欲しさに騒いでいるだけ」との批判も相次いでいるが、ここに来て突然、彼の肩を持つ重要な人物が現れた。2003年にあの「ネバーランド」の家政婦として雇われたエイドリアン・マクマナスさんである。報道番組も展開する有名情報誌の『Inside Edition』が彼女の独占インタビューに成功し、17日にその内容を公開したのだ。そこでマクマナスさんはこう語っている。
「マイケルには間違いなく児童性的虐待の癖がありました。私も現場を見たことがありますが、口外しないようマイケルの側近に脅されました。“殺し屋を雇うのは簡単なんだよ。その場合、君の遺体が発見されることもないだろう。死にたくなければこちらの言うことに従った方がいい”と言われたのです。」
このマクマナスさん、2005年の裁判では「マイケルは少年たちにアルコールの入った飲みものを与え、下着姿にさせ、ベッドルームやそこに設置されているジャクジーでいかがわしい行為をしていました。マコーレー・カルキンさんも対象となったひとりです」と、マイケルにとって非常に不利な証言をした人物である。
ただしロブソンと同様にマコーレーもマイケルの無実を主張し、おまけに彼は「この家政婦はいつも顔をブスッとさせて不機嫌そうだった」と述べ、マイケルは10件もの容疑すべてについて無罪判決を勝ちとった次第である。この流れを受けて今、「何か重大な発言があるのではないか」とマコーレーに大きな注目が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)